No.17 2001年秋号 2001.9月発行

自然との調和で息づく小さな美術館

小淵沢には個性豊かな小さな美術館が沢山あります。この小さな美術館はそれぞれ自然と調和しながら息づいていて、とても暖かい雰囲気を持っています。車に乗って。それとも歩いて美術館を訪ねるとき、館内に入る前からアートです。遠く八ヶ岳、甲斐駒ヶ岳を望み、木々が風を運び庭には四季折々の花が澄んだ空気の中で色とりどりに咲いています。 館内には訪れた人がゆっくりと時間をすごせるようにと、どの美術館にも喫茶室があり主す。館長さん自ら入れるコーヒーは窓からの景色とあわせ格別な味がする筈です。都会では味わえない心静かな穏やかな時間を過ごせることを約束します。
えほん村
絵本作家松村雅予・木の造形作家松村太二郎夫妻が主宰する「えほん村」は約3000冊もの世界の絵本を所蔵しています。ここは三つの建物に分かれていて、メインとなる「アートハウス」にはギャラリー、絵本・造形品の展示販売スペースと喫茶室が、一階には絵本の読書室が設けられています。『ストーリー館』は太二郎さんによる木の造形で、有名な童話の世界が再現されでいます。「マリーネットシフター」は定期的にマリオネットパフォーマンスが催されていて、えほん村の世界を多面的に体験する事が出来るので大人も充分楽しめます。、
山ゆり美術館
山梨県・馬術競技場脇を八ヶ岳方向へまっすぐ登ってゆくと右側にあるのが、山ゆり美術館です。山岳画家の樽見盛衛さんの作品70余点が展示されています。建物は一階が喫茶室。二階がゆったりとした展示スペースになっていて一つの絵を眺めながら歩くと絵の表情が驚くほど変化してゆきます。
現在でも創作意欲旺盛で次々に新しい作品を描かれてるそうです。2階の展示フロアーからは富士見タワーに上ることができて富士山や南アルプス、八ケ岳などの展望を楽しむことできます。
くん平童話館
東君平さんが描いたでもない世界の素晴らしさに出会える「くんぺい童話館」。きり絵を使った白と黒の世界は多くの人を魅了した。ここには数多くの原画が展示されているとともに君平さんの本がすべて揃っているので君平さんの心にふれたいと全国から人が訪れます。 「君平の部屋」も出きました。君平さんが愛用した机やスタンド、そして予定の記されたカレンダーなど今にも君平さんの声が聞こえてきそうな暖かい部屋です。足を止め、耳を澄まして君平さんの心を感じてみてください。
フィリア美術館
小淵沢駅の北、ホヂルリソナーレの東に、反戦・平和をテーマにした、地元小淵沢の中山寿弘・妙子夫妻が運営するフイリア美術館があります。「PHILIA」はギリシャ語で人類愛、兄弟愛の意味、戦争の悲惨さや平和の大切さは私たちが伝えなければ守っていかれません。そんな思いからか、美術館の展示を始めました。と語る館艮の中山妙子さん。館内は落ち着いた色の壁にアウシュビッツの獄中で描かれた版画などが展示され、見る人の胸を打ちます。パイプオルガンの演奏会や小淵沢在住の岩合光昭さんの写真展など様々な企画が一年を通して開かれています。
水木鈴子 花の美術館
水木鈴子・花の美術館は通りから少し入った静かな所にあります。館内には水本鈴子さんの花の絵、写真、エッセイ、詩がゆったりとした空気の中で微笑みかけてくれなす。館内に置いておる詩画集のひとつを手に取ってみるとタイトルに「幸福(しあわせ)あげます」と書かれてあります。ページをめくると「花愛母」とありました。水木鈴子・花の美術館には、幸福・花・愛・母が絵の中に、詩の中にたくさん盛り込まれています。
小淵沢絵本美術館
赤松林の美しい林の中にひっそりと佇む小淵沢絵本美術館は絵氷画家の先駆けといわれるロンドン生れのケイト・グリーナウェイをはじめ、イギリスを中心とした欧米の絵本作家の原画が展示されています。3ケ月ごとに個展形式で絵本画家の作品の紹介もしています。入館料には飲み物(コーヒーかジュース)が付いていますので絵本と原画に囲まれたファンタジックな夢に浸り富士山や南アルプスの眺めを楽しみながら時の経つのを忘れてゆっくりと絵本のページをめくってください。あなただけの時の始まりです。

鼻戸屋から火の見櫓まで 信玄棒道ウォーク

今回の国越えウォークは、富士見から小淵沢へくだる楽々コースを歩いていただくことにしました。小淵沢から車で富士見・創造の森展望台下駐車場までお送りします。展望台からの景色は、お勧めですよ!是非本番もウォーク日和になりますように!
お天気に恵まれると南には富士山、南西は甲斐駒ケ岳・鳳凰三山・北岳、北西には諏訪湖や白馬の山々、北から東にかけてはハケ岳の裾野が一望できるとても眺めの良い場所です。南アルプスを望む森には前衛的な彫刻が並び、パノラマとアートの調和が新鮮!少し散策を愉しんでいただいた後お弁当をここで食べます。広いので好きな場所を見つけて景色をおかずにしちやいましよう。お腹が落ち着いたら出発です。高原の紅葉を楽しみながらハイキングコースを歩きます。途中、川崎少年自然の家の公園で一休み、ここも景色が愉しめる場所です、そして長野側から山梨側へ国越えの橋、甲六川を渡り小淵沢の火の見櫓でゴール!そして解散です。年配の方でも無理なく楽しんで歩けるコースです。
日時:10月21日(日) 解散:棒道火の見櫓 15時頃
集合時間など詳しくは各ペンションにお問い合わせください。

この人にインタビュー

森を語る
 安藤義明さんに森に対する熱い思いをお聞きしました。
「まず第一に感じることは森の近くにいる人々さえもあまりにも森のことを知らなすぎること。それは昔の生活では燃料ヽ肥料ヽ資材など全てを森から調達していましたが、もっと手軽な方法でそれらを調達している現在は森のことも忘れられているからです。このような現状の今、これからの人が森に足を踏み入れるためには新たな動機や目的が必要であり、見出していかなければいけないようです。それと共に山仕事のできる人が少なくなってきている今こそ、その技術を受け継ぐ人を養成する必要があるのです。
そして、今ある森をどのように維持していくかも大きな課題です。森は次々と形態を変えていくもの。美しいアカマツ林も時を経て広葉樹の林へと変わっていきます。
では、どのように自然を残したいのか?その為にはどのように手入れをしなければいけないのか。このようなことをみんまで考えていく必要があると思います。その為にはもっともっと森に興味を持ち、森のことを知り、森を身近なものと感じて欲しいのです。森を歩く時、野鳥を観察する時、紅葉を眺めるとき、是非それだけでなく、森のこともちょっと考えて欲しいと思うのです。

最後に、今の小淵沢をどう思われますか?

地元の人も新たに入ってきた人も分け隔てなく身近に森のある町の住民として森のことを、ここを訪れた人々に伝えられるようになって欲しい・・・という事です。

森に関心がある方と沢山お話がしたいと語る安藤さんです。興味のある方は薬用植物園に是非足を運んでください。

あざやかな紅葉三味線滝

八ヶ岳南麓は赤松や唐松が多い所で赤く紅葉する木々は少ないのですが、「三味線滝」は赤や黄色に染まった葉と真っ青な空と滝のコントラストが美しい所です。
観音平からは往復2時間ほどのコースなので晴れた日に思い立ってからでも出かけられます。最初は熊笹の中を少し下ったり登ったりしますがしばらく歩くと水のない河原に出ます。この先で右に下ると八ヶ岳神社を通る趣のある旧道に、左に登ると整備された階段状の新道に出ます。どちらもそれぞれに楽しめるので往復で変えて歩くと良いでしょう。新道は標高が高いので南アルプスが良く見え階段を登り切ってしまえばあとは滝まで殆ど平らで快適な遊歩道となります。帰りは滝から真っすぐに下って甲斐小泉に出ることも出来ます。冷たい滝の水で喉を潤せば汗も引っ込んでしまいます。時間にゆとりがあればお茶を沸かしたりして楽しいひと時を過ごす事が出来ます。自然の中で思いきりリフレッシュして元気をもらいましよう。

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