No.21 2002年秋号 2002.9月発行

紅葉花舞台

第一幕ツタウルシ
最近小淵沢の通りに名前がつきました。これからご紹介する通りは篠原中通りという名前がついた赤松林がとてもきれいな通りです。「ラングラーランチ」のある篠原南通りと「悠山房」や「マヴィ」のある篠原北通りを結ぶこの通りはたくさんの赤松にツタウルシが絡みついて一年を通してとても趣のあるお薦めの散歩コースです。 
特にこれからこのツタウルシが真っ赤に紅葉する秋はそれはそれは見事で思わず足を止めて見入ってしまいます。一枚一枚の微妙な葉の色がかもし出すハーモニーと光線がマッチしてそこは幻想的な画の中の世界です。
北通りを突っ切ってそのまま砂利道を進むと今度は下草がウルシに変わりこのウルシの真っ赤な紅葉にも目を奪われます。更に進むと正面にゴルフ場のフェンスが見えてくるころ林は白樺に変わりあたりの景色が一変します。突き当りをフェンスに沿って右に進むとペンション「わっ」の横に、左に鋭角に曲がると「KIZ研修所」の前を今度はモミジと桜並木の紅葉を楽しむことが出来ます。
 
七変化 篠原の森
紅葉の次の舞台は一幕に続く道で、通称「篠原の森」といわれている別荘地の中心の道です。キッツ研修センターから真っ直ぐに南に下る道ですが、ここは車の通りも少なく、静かな散歩を楽しむのに絶好の道です。春の桜から目にもまぶしく感じるほどの新緑のとき、夏のあふれる緑とそれが作るさわやかな木陰を歩く季節と、ここに住んでいるものにさえ毎日感動を与えてくれる道ですが、とりわけこれからの秋はお薦めで、桜の葉ともみじの赤が映える紅風景となります。道の両側の空き地や別荘の庭に目をやれば赤松にはこれまた赤く染まったツタやツタウルシが絡み、それも林に鮮やかな彩りを添えてくれます。ここは古い別荘地なので木々も大きく、各戸で自然の林も残しているので、野鳥や森の生き物に出会えることも多く、矯の親子が道を横切ったり、リスが木から木へと飛び回って遊んで
 
降りそそぐカラマツのシャワー
小淵沢紅葉華舞台の第三一幕は、カラマツです。小淵沢の町の北側を東西一に走る信玄棒道はその両側にカラマツの樹林が続き、その黄葉のころは、心躍るハイキングコースになります。
始点の火の見櫓から歩き始めます。南側は小淵沢カントリーのゴルフ場のフェンスですが、フェンス沿いにカラマツの並木があり、北側もカラマツ林が続いています。しばらく歩くと道は雑木林の中に入り、サントリーウィスキーの倉庫群のフェンスが続きます。ここから道幅が少し広くなって、大きく育ったカラマツの枝が棒道にかぶさるように張り出していて、黄葉の終わりのころには陽射しを受けて、キラキラ輝きながら黄色の葉が舞い落ちてきます。
カラマツの黄葉のもう一つのポイントは観音平でしょうか。道の両側は体中が染められるかのような素晴らしい黄葉です。観音平からひかり苔の標識に沿って下ってゆく登山道の両側の黄葉も見事です。
夕陽を浴びたカラマツの黄葉は八ヶ岳が燃えているように染まって見えます。
 

この人にインタビュー

山を語る 竹内敬一さん
編笠山と権現岳の鞍部に建つ青年小屋と権現岳直下の権現小屋を運営する竹内敬一さんにお話を伺いました。20年前に八ヶ岳によく登っていた竹内さんが青年小屋を任されてから今日まで、八ヶ岳の山の中に入って暮らしてきて思うことを語っていただきました。
Q山の暮らしの中で一番思うことは何でしょうか。
A歩くたぴに違う山の姿です。毎日違う山、森の姿を色々観じて欲しいですね。
 最近、百名山ブームで、何でもピークを目指す風潮がありますが、山は、同じ山に何度登ってもいつも違う姿を見せてくれます。百回同じ山に登っても常に心落ち着く山、そんな山を見つけて欲しいですね。自然に僕等が生かされている・・・。山のそんな姿を観じて欲しい。
Q八ヶ岳で一番惹かれる事は何ですか。
A色々ありますが、やはり編笠山の原生林、押出川から上の原生林でしょうか。それと9月末から10月始めの紅葉です。コメツガやシラビソの森の中にダケカンバやナナカマドの紅葉が始まり、やがて山全体が色づいてきます。 6月冒頭の新緑が上がって来るころも素晴らしい。
Q小屋の年間の活動はどのようなものでしょうか。
A毎年5月の連休前に小屋開きをします。6月始めに地元の小淵沢小学校の親子登山が催されます。最近は親の参加がずいぶん増えてきました。八ヶ岳のたくさんある小屋仲間はとても結束が強く、頻繁に研修を行っています。私は山岳ガイドという仕事もしており、その技術を買われて山岳救助隊長もしています。例年11月冒頭に小屋を閉めます。

凸凹コンビのキノコ狩り

茸料理、山菜料理で人気の「仙人小屋」の主催する「キノコの学校」なるものに凸凹コンビは参加してきました。そして今日の強力な助っ人はペンションのお客様桐生さんです。
集合場所の仙人小屋に準備してあるものを見るとなにやら虫取り網が。参加者は12人で手に手に網を渡され出発です。な、なんとこれで今日は高い木の上の茸を採るというのです。道路から藪に入ったと思うとぐんぐん急斜面を下り、やがて谷底に着くとあっちにもこっちにもヌメリスギタケモドキがあるではありませんか。それもドロヤナギの高い木の上に。ここで虫取り網の出番です。あ〜!それでも届かない所に…。ここで地団駄を踏んでいてはいけません。「採る気のたい奴はかえれ!」「努力したものは報われるんだ!」と仙人の檄が飛びます。「はっ、はっ、ハイ」と返事をしながらもおばさん凸凹コンビの体はおいそれとは動かないのです。そこで活躍してくれるのが桐生さんです。ひょいと木に登り、長くした虫取り網で上手に茸を採り、それを私たちは寵に入れたり、「あっ、あともう少し上」などと、おばさんお得意の指示だし。桐生さんは仙人にも見込まれるほど見つけるのも採るのも早く、寵の中は早くも一杯です。腰に重たい龍をつけ、キノコをこぼさないように岩を登り、崖を下り、渓流を渡り、谷を越え4時間も歩くとクタクタです。
この後、仙人小屋で茸料理を頂き、取ったキノコを鑑定してもらって解散です。ヌメリスギタケモドキと紛らわしいキノコはワライダケで神経毒があり顔面麻痺した顔が笑っているように見えるのでワライタケというそうです。同じ木になっているので気を付けましょう。凸凹コンビはワライタケ食べちゃったの?と言っている人は・・・。

大柳川渓谷遊歩道を歩く

小淵沢から1時間で「大柳川渓谷の入口となる国道52号線の十谷入口の信号に至る。右折して10分で「竜仙檎」に到着。コース中最長で69m 国内でも珍しい「くの字」に曲がった吊り橋である。高所恐怖症の人は下を見ないほうが無難「天渕(あまんぷち)の滝」の滝壷へは降りてみることも可能。この先で道は二つに分かれる。現在通行止めになった先には五段の滝・幻の滝・涼みの滝があるが残念 ながら又の機会に。
本来のコースを辿ると。天渕喘から「かわせみ僑」に至る。天渕橋から眺める天渕の滝は水最が豊かである。かわせみ繍を越えるとコースが分岐し、一方は県道に出る。遊歩道をさらに進むと「観音檎」、そして「観音滝」を眺めながら最後の「もみじ僑」に至る。ここまでゆっくり歩いて1時間15分位。この終点で県道にでる。後はつくたべ館まで10分。1時間半の短いコースではあるが滝と吊り檎と渓谷の素晴らしさは十分堪能させてくれるものであった。

イベントガイド

◇マジョの絵本・原画展「ことりの木」 10月29日(火)まで開催中 (小淵沢)えほん村
◇小林豊日本画と絵本原画展  10月5日(土)から (小淵沢)フィリア美術館
◇加納光於版画展〈発光する色彩〉 11月4日(月)まで開催中 ティー&ギャラリー森呼吸
◇料理が映える信楽・伊賀のうつわ展 10月31日(木)まで開催中
◇ご飯・鍋料理がおいしい いろいろ土鍋展 11日月1日(金)から (小淵沢)ギャラリー土間
◇小林敏也絵本原画展 「風の又三郎」「よだかの星」ほか 11月24日(日)まで開催中甲斐大泉)絵本樹美術館
◇「第6回山梨の現代陶芸家による食器展」 11月17日(日)まで開催中(清里)萌木の村ホールオブホールズ
◇今井寿恵「馬に魅せられて−40年の軌跡」 1月19日(日)まで開催中 清里フォトミュージアム

編集後記

秋の深まりと共に八ヶ岳、南アルプスの山々が美しい姿をみせ、トッブシーズンを無事に過した安堵感とこり紅葉をを迎えるペンシヨンの仲間はつかの間のオフを夫々楽しんでいます。(り)

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