No.19 2002年春号 2002.3月発行

春うらら心もうらら

桃の里ウォーク案内
佻の里といえば、みなさんが思い浮かべるのは一宮でしょうか?でも今日はもっと小淵沢に近く、小さいけれど素晴らしい桃の里をご紹介しましよう。中央線は韮崎を過ぎると、八ヶ岳の噴火でできた七里岩という両側が屏風のような断崖となっている丘の上を走ります。
その丘の上にあるのが新府・穴山の桃の里です。右には八ヶ岳と同じような形をして茅ヶ岳がどっしりと腰を据え、左には南アルプスの連なりが迫っています。前方には雪を残した八ヶ岳が見え、振り返れば邁かに富士山も見えるのです。車の場合は国道20号と141号に挟まれた、韮崎と小淵沢を結ぶ七里岩ラインという道添いになりぎす。でもここは電車や車を降りてぜひ歩いてみましょう。桃の咲く時期、日野春・穴山の地域には真っ白なスモモの花が咲いていますし、新府城跡の桜も残っています。
私達小淵沢のペンションでは、毎年花の最盛期にウォークイベントを開きます。日野春駅から車の通る道を避け、スモモ畑を抜け、小さなのどかな集落をいくつか越えながら桃の里へと入ってゆき、桃の花の下でお弁当を広げ、新府駅に抜けるコースをご案内しています。このコースは変化に富み、次々と現れる索晴らしい景色に感嘆の声が何度もあがります。とても複雑ですので興味のある方は私達と一緒に歩いてください。これに参加できない方もここにいらしたら通り過ぎるだけでなくぜひこの桃の花一の下に立ち、桃色に染まってみてください。ここは農家の方のご理解により桃畑の中に入って絵を描いたり。お弁当をひろげる事ができるのです。マナーを守って楽しませていただきましよう。新府城址に登って眺めれば、この桃源郷がピンクの絵の具を流したような景色として眺められますよ。
☆イベント開催日☆平成十四年四月十四日(日)JR日野春駅〜JR新府駅詳細は各ペンションで。

穴山さん発祥の地

みなさんの苗字は何に由来 しているのでしょう?
現在の苗字の8割から9割が移住先の地名を取っているそうです。山梨県(甲斐国)を発祥とする苗字の一つである穴山氏の由来はこの桃の里にあります。甲斐源氏武田氏の一族。武田信武の五男義武が巨摩郡逸見郷穴山村(現:韮崎市穴山)に所領を得て穴山氏を苗字としたそうです。穴山氏と言えば、武田信玄の姉を母とする穴山梅雪は武田氏滅亡の折り親族衆筆頭でありながら裏り汚名を残したという話もあるようで、今は果樹に囲まれた穏やかなこの里にもこんな歴史があったのですね。   

新府城の歴史と桜

新府城は一五八一年に武田勝頼によって築城された城で、七里岩の絶壁と堀・土塁・曲輪を効果的に配した天然の要害といえる。頂上部分に置かれた本丸跡が市民公園になっていて、四月十日前後は桜の花見の人々で賑う。この時期は桃の花も最盛期で城の周囲はピンクの絨毯が敷き詰められたようである。桃畑から七里岩ラインにでると目の前に新府城址が立ちはだかっている。少し下った右手に本丸まで一直線に上る石段がある。この階段を登り切って眼前に満開の桜を見た時の感動は行った人にしか分からない。しかし、新府城は武田家最後の城となった。また悲し。

春爛漫の一日

桃の里ウォークに参加して 反町恭子さま
毎年春になると桃源郷の花のたよりが聞こえてきて、今年こそはと思いながら長い年月が過ぎてゆきました。やっとめぐってきたチャンスは、小淵沢ペンション振興会のお誘いでした。 穏やかな快晴の日、集合地の日野春駅の1つ手前の穴山駅周辺にも桃の花がたくさん咲いていて、大勢の人が電車からも見えました。でもこんなに人がいっぱいの中を歩くの?という心配は無用でした。 日野春駅から逆に新府駅へと歩き出し、のどかな野の中をゆるやかなカーブをえがいてうねっている道をたどりました。目の先には青い空に甲斐駒岳や連なる山々の白い稜線がくっきりと見え、中景、前景は桃やあんずのピンクと白、畑の緑には水仙が植えられていて、まさに桃源郷でした。農家の庭先にはもう鯉のぼりも泳いでいて腕に自信のあるカメラマンならずとも何度も足を止めてカメラを向けずにはいられません。
子ども連れの家族グループ、中高年の友達仲間、歩いているうちに知らない人どうし、もうお友達でした。最初の憩場所の満霊寺は樹木に囲まれた風情のあるお寺でした。とある集落の角には手こぎの古い井戸がいまもきれいなおいしい水を道ゆく人に提供してくれていました。
出発してから2時ほどゆったったりと歩いたでしょうか?小高い丘があらわれ、いちめんにピンクです。桃の木の下でお昼です。お祭のように土地の産物をいろいろ売っていたので、まずは山梨のワインで乾杯!歌を流すスピーカーの音がちょっと耳障りでしたけど。この場所で解散後、私たちは新府城址近まで足を延ばしました。ここは桜の名所、長い石段を登って上まで行くと、歩いてきた桃の花畑も見渡せます。心の中まであたためられた春爛漫の一日でした。

ヤマナシの木をたずねて

山梨県の県名のもとになっているヤマナシの木は、山梨県にはほとんど無くなってしまい、隣の長野県に多く残っているということです。昨年5月、このヤマナシの花を見に行くウォークに参加しました。
野辺山駅から小海線を渡り、川上村へ向かう道をすこし進んで北側へ左折、畑の中の道を進みます。このあたりは高原野菜の産地で、広い畑は面高原野菜が植えられていて

その畑の向こうにカフマツ林が続き、その向こうには遠く秩父の山々が見えます。反対側は畑の向こうに八ヶ岳が南から北まで雄大な姿で横たわっています。
しばらく歩くと畑の真ん中に大きな木がみえてきました。茂った枝には白い花がいっぱいついていて、それが強い日差しに光って高原を渡る涼風に揺れていました。
広々とした高原野菜の畑の真ん中に一本だけ枝を広げたヤマナシの木が、まだ雪の残る八ヶ岳の峰々を背景にして清々しい美しさで佇んでいした。
しばらくヤマナシの木を見上げ、花をバックに記念撮影などをした後、再び畑の真ん中を走る農道を進みました。国道141号を横切って国道に平行した道を10分ほど歩くと滝沢牧場につきます。 ここは牛や馬が放牧してあり、軽い食事やバーベキューを楽しむこともできます。お勧めはしぼりたて牛乳。濃くてとてもおいしかったI ヤマナシの木、花はとても素敵でした。ぜひ一緒に会いに行きませんか!

この人にインタビュー

仁科 陽一さん
小淵沢町には県指定の天然記念物のオオイト桜があります。そのオオイト桜のある地域の青年部で作っている桜会の活動を取材しました。
リーダーの仁科陽一さんにお話を伺いました。

Q発足はいつですか?
A平成2年の5月です。大イトザクラのある地域は4地区に分かれていて、日頃の若者の交流が少なかったものですから呼びかけをしました。
Q桜会の会員はどのくらいですか?
A現在30名程です。
Q活動内容をお聞かせ下さい。
A大イトザクラを見に来てくださる方に桜の花が終わった後も楽しんでもらえるよう休耕田を利用しチューリップやスイセンを植えています。それから大イトザクラのライトアップ事業や夏祭りを実施しいます。夏祭りは子供と大人が一緒になって大いに楽しむことが出来ます。このことが帰省客と地区住民との親睦をはかり地域づくり、ふるさと再発見につながるとして取り組んでいます。
Q今後の活動計画をお聞かせください。
Aオオイト桜の周辺整備はこれからも継続していきます。昼間の桜見物は以前から人気があって多くの方が訪れます。これからはライトアップされた夜桜の美しさも楽しんでもらえるよう工夫していきたいと思っています。オオイト桜を護ることは環境を考えることにつながりますので毎月の定例会や季節ごとの集会、イベントの中の話し合い実行して行きたいと思っています。

神田オオイト桜(エドヒガンザクラ)
樹齢350年の天然記念物。根まわり6メートルに及び薄紅色の花をつけるしだれ桜です。開花期は車を規制し駐車場を設け、オオイト桜まで歩いて見物するよう案内しています。見頃は4月中旬。JR中央線小淵沢駅より車で5分です。

オーナー紹介

小淵沢のジャズハウズ ペンション月下草舎 笹沼郁夫・トモ子
小淵沢高原に移り住み、あつと言う間に10年。気がつけぱ自然に魅了されている自分が居る。はたまた、未だネオン街の明かりが脳から消えない私もある。どつちが正直か、未だに悩む優柔不断なオーナーです。夜な夜な薄暗いライブハウスに入り浸り日々音楽三昧、それが一転し大自然の真只中。都会の喧騒から山麓の静寂、気が付けば雄大なる包容力に身をゆだねる自分の姿に幸せを感じている。「月下草舎」とは月光の下で草々茂る旅篭屋であります。町は一ずれにある当ペンションの宣伝を。ジャズ好きのオーナーですので今年も3月23日「中本マリ」フイプを皮切りに楽しいコンサートを企画。要チェック。他にクラシックも3回程予定しています。
よくお客様から田村正和と間違えられますが、鏡に顔を映すと白髪も皺も増えて、一皮剥けばスデテコ姿に10年の歳月の重みを感じているこの頃。しかし八ヶ岳高原を訪れるお客様により素晴らしい思い出となるようもてなす事に、精一杯努力し日々頑張っています。

パターコースとフットサル広場がこの春オープン

ゴールデンウイークからパターゴルフ場がオープンの予定だ。場所は小淵沢カントリークラブのゴルフ練習場下。約八千平方メートルの広々とした敷地に18ホールのパターコースとフットサルなどが出来る広場がある。フットサルとは女性や幼児から大人まで家族でも楽しむことが出来る5人制のミニサッカーです。雄大な八ヶ岳の南斜面に位置し正面には南アルプスの甲斐駒が岳がそびえている。パターコースはゴルフ場本と同じ手入れの行き届が敷き詰められている。詳細は未定だが観光シに併せてまた一つプレイスポットが加わり注目を集めそう。
間合せは小淵沢カントリークラブへ ●0551・36・4155

イベントガイド

◇ヤング・ポートフォリオ展 4月14日まで 清里フォトアートミュージアム(48-5599)
◇石田良介剪画展「伝えておきたい風景」 4月14日まで (小淵沢)フィリア美術館(36-4221)
◇日本の伝統食器展「日本の徳利展」 4月14日まで (清里)萌木の村ホールオブホールズ(48-3535)
◇松村太三郎「森の妖精展」 3月18日まで (小淵沢)えほん村(36-3139)
◇中本マリジャズライブ 3月23日(土)19時30分開演 チャージ 5000円 月下草舎

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