No.24 2003年夏号 2003.06.30発行

イベント盛りだくさん 小淵沢の秋

…赤い橋から吐竜の滝へ…
八ヶ岳界隈には多くの滝がありますが、その代表格ともいえるのが、川俣渓谷の吐竜の滝ではないでしょうか。八ヶ岳の湧き水を集めて、木々に囲まれた岩肌を水しぶきをあげながら落ちてくる様は、四季おりおりに訪れる人々を魅了せずにはおかないと思います。
八ヶ岳を木々の瑞々しい新緑が揺れる6月の下旬に、川俣川東沢添いに続く遊歩道を八ヶ岳公園道路の東沢大橋から吐竜の滝まで歩きました。橋のたもとに遊歩道入口の看板と地図が立ててありました。その標識の前を通ってどんどん下っていきます。見上げると木々のあいだから今渡ってきた東沢大橋がはるか上にかかっています。樹林の中の道をしばらく歩くと大きな壁のような岩がそそりたっていました。「屏風岩」と標識があり納得。道は渓流のすぐ脇に降り、そこは涼しげな魚止の滝でした。そこからしばらく行くと、渓流にかかった天狗岩橋、清泉寮との分岐を過ぎると乙女の滝、岩肌に付いた苔が黄色く見えることから名づけられた黄金の砦と呼ばれる岩壁、行者の滝、蘭庭、蘭庭橋などが次々に現れて飽きることがありません。大きな岩を丸ごと包むように生えている苔も瑞々しい。途中丸太でできた梯子や階段を慎重におります。蘭庭橋を過ぎると渓流の対岸に大きな岩がちょうど天井のように張り出した天井岩が見えてきました。天井岩橋、仙人洞橋をわたり、上り下りを繰り返し、しばらく歩くと少し開けた場所に出ました。渓流の対岸に崖を落ちてくる湧水・吐竜の滝が音を立てて流れ落ちていました。赤い橋から約2時間、変化に富んだ渓流沿いの道を歩いてきて、そのフィナーレにふさわしい光景に、疲れも吹き飛ぶ気がしました。
 
…まきば公園から吐竜の滝へ…
まきば公園から吐竜の滝まではゆっくり歩いても1時間半ほどの比較的楽なコースです。前半は放牧地の中の見はらしの良い道で後半は少し急な下りの林の中を歩きますので短い時間で歩けるわりには変化に富んだ楽しい道です。車の人はまきば公園に駐車して帰りは清里の駅からピクニックバスで戻ると良いでしょう。もちろん電車の方もこのバスを利用することをお薦めします。
さて、コースの紹介です。まきば公園で雄大な景色を眺めてから放牧地に降りると羊の群れやポニーがいるふれあい広場に出ます。ここはトイレも完備しています。さあここからいよいよ八ヶ岳牧場の中を歩きます。足元も砂利道に変わり少し進むと正面に案内図があるので吐竜の滝方面を確認して右に曲がると後はゆるやかな下りの道が続きます。ここはのんびりと草を食む牛たちや南アルプスの山々を見ながらゆっくり歩きたい所です。しばらく行くと滝方面の標識があるので放牧地から少し外れて林の中へと進みます。すぐに短いつり橋がありこの橋を渡るとまた放牧地に出ます。正面にゲートがありますがそのまま中に入りこの放牧地を横切ると今度はがらっと趣が変わり林の中の急な下りになります。足元に気をつけて一歩一歩進むと遠くに滝の音が聞こえてきます。林の中は夏でもひんやりとしているので汗ばんだ体を休めながらゆっくりと進みましょう。だんだん滝の音が近づいて来たと思うといきなり面前に吐竜の滝が飛び込んで来るのは圧巻です。滝で休憩したら後は車道を歩いて清里駅までもう一頑張りです。
 
…清泉寮から乙女の滝へ…
平日でも沢山の人で賑わう清里高原、その中でも人気の清泉寮、やはりこの地に立つと人気の秘密がわかります。牧草地のかなたに望む金峰山、富士山、南アルプスが四季折々の山容をみせてくれます。清泉寮を出発地として歩く川俣渓谷への小径―清流と渓谷美―を紹介します。1時間30分のコースです。出発地からすぐの所に川俣渓谷入口の看板があります。小鳥のさえずりを聴きながら10分程歩くと少し下り坂になります。急に川の音が聞こえ、下るにつれて川の音が大きくなってきます。いよいよ川俣渓谷東沢へと下ります。くねくねと曲がりながら更に急な坂です。丸太の階段に丸太の手すり、一歩一歩ゆっくり下ると30分程で川俣川に出ました。これから橋と滝をめぐりながら上流へと向かいます。最初の天井岩橋、空に向かってそそり立つ天井岩、まるでクジラが大きな口を開けて魚をのみ込もうとしているかのようです。行者の滝に架かる蘭庭橋はこのコースの一番の見所と云っていい程の素敵な場所です。しばし休憩。山野草ユキザサが咲き始めています。次に現われたのが黄色い苔の付着した黄金の砦、次は乙女の滝です。歩き始めてちょうど1時間たちました。新緑の時、紅葉の時、自然が創り出した見事な景観に満足していただけることうけあいです。天狗岩橋を前方に見てここから清泉寮へ帰ります。急な階段はゆっくりゆっくり足を滑らさないよう気をつけて登りましょう。15分程でなだらかな小径に出ます。清泉寮で冷たい飲みものなどいかがですか。

ホースショーinこぶちさわ

毎年8月の第一土曜日に行われる小淵沢の夏の一大イベントが、今年は「八ヶ岳ホースショーインこぶちさわ」と名称を変えて2日(土)に行われます。
馬の町、小淵沢ならではの楽しいお祭りです。内容は、今年もスパティオ小淵沢で午前中から農業祭り、メイン会場の県営馬術競技場では午後2時30分から、騎馬パレード、馬にちなんだゲーム、淵の音太鼓、ダンディーズの演奏、キャラクターショー等が行われる予定です。恒例のホースショーでは火の輪くぐりなど、人馬一体となった華麗な演技がくりひろげられます。
そしてフィナーレをかざるのは花火大会、高原の夏の夜空を彩ります。
以前ホースショー、花火を見にいらっしゃったお客さまからの感想です。
「あの花火はほんとうに見事でした。花火の金色の線が空から大きな鳥かごのように私たちの上に落ちてきて、違う次元にしばしいるような錯覚を覚えました。来年も見られたら幸せ。」
「ホースショーや花火も楽しくて童心に返ったひとときでした。是非来年も出かけたいとはや気持ちは来年に向かっています。」
 みなさん、ぜひいらしてください!
ホームページ:http://kobuchisawa.com/event/horseshow/

オオムラサキと友達になろう

オオムラサキ皆さんは日本の国蝶オオムラサキを見たことがありますか?八ヶ岳の麓・長坂町はオオムラサキの日本最大の生息地として有名で、7月の初めにはオオムラサキの羽化が始まって、自然に飛んでいるとても美しいオオムラサキを見ることが出来ます。そして長坂町にはオオムラサキセンターという施設があり、「オオムラサキと友達になること」、「森と友達になること」、「自然と友達になること」をお手伝いするプログラムが色々用意されています。国蝶オオムラサキを守るためには、まずオオムラサキのことを知ってもらうこと、里山の環境を整えなければならないことが大事ですが、館内にはオオムラサキや森の生き物の生活を中心にした常設展示があり、子供達に遊びながら自然の大切さを教えてくれます。また広い園内には野鳥や昆虫が棲息できるように樹木が植えられていたり、水路が出来ていますので、観察しながら歩くのも楽しいところです。これから夏休みにかけてはオオムラサキ有視界調査やクヌギの樹液の集まる昆虫を観察する会などのほか、自然にふれあうイベントも沢山行われます。詳しくはオオムラサキセンターに問い合わせるか、ホームページで調べてみてください。きっと親子で楽しめる企画が見つかるはずです。
自然を大切にして、昔のように日本中どこでも青紫の美しいオオムラサキが舞う姿が見られるようになるとよいですね 。
ホームページ:http://www.yatsu.gr.jp/ngs/oomurasaki/
電話:0551-32-6648

オーナー紹介

−あるびおん− 市川 進・波留美 八ヶ岳で情報発信を
あるびおんしなやかな心の持ち主のオーナー・進さんと波留美さんは、遊び心も超一流、仕事も頑張りやさんです。小淵沢の地にペンションを始める前に北海道、信州周辺を訪ね歩いたそうです。どうして小淵沢に決めたの?と尋ねたところ「小淵沢の何軒かのペンションに泊まってみたときに、ここのオーナーの方達とは気持ちよくおつき合いが出来そうと感じたのが最大の理由」とのことでした。
趣味も多彩でオーナーの渓流での釣りキチは有名。オーナー夫人は押し花教室でお客様に大人気。素材の豊富なこの地ならでの押し花でしょう。もうひとつ最近苔玉(こけだま)作りを始めて2年目を迎えたようです。センスの良さはホームページをご覧下さい。
ペンションを始めたとき3歳だった一人娘の奈々ちゃんは今や高校生。夢多き17歳になりました。
最近はこの八ヶ岳で感じたり、見たり、味わったりした感動や情報、写真をホームページで発信しています。
これからもペンションの仲間に若いパワーを!!

編集後記

清里の川俣渓谷へ取材に行きました。冬にぺンションの仲間と一度歩いたのですが、季節が変わると全く違う姿を見せてくれます。まきば公園からの道、清泉寮からの道、・・・歩くのが好きな仲間たちでも、「その道は歩いたことがない」「まきば公園からも行けるの?」と新たな発見があり、楽しみが増えていきます。それをまた、紹介できるのがうれしいです。
6月にポレポレクラブ主催で歩いた馬の道、湧水の道も小淵沢再発見でした。(風)

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