No.29 2004年 秋号 2004.9.30発行

楽しいな、森の小さな音楽会

自然がいっぱいの八ヶ岳南麓の小淵沢では、こぶちさわ音楽祭と銘うち、年間通してたくさんの小さな音楽会が開かれています。ジャンルもクラシックやジャズ、カントリーと様々です。ほとんどは、ペンションや美術館、お店などで催され、定員は20人から多くても80人位でしょうか。どれもアットホームな雰囲気です。
何回か足を運んだことがありますが、演奏者の息遣いが聞こえるような空間で生の演奏が聞けるのは、都会の大きなホールで聞くのとはまったく違う感動でした。演奏者の張り詰めた緊張感、聴き手のワクワク感、主催者の想い、それぞれが溶け合って会場全体が暖かい一体感に包まれているようでした。
昼の演奏会は窓から木漏れ日が差し、緑の木々が風に揺れていました。夜は演奏会が終わって外にでると満天の星、見上げながら今聴いた演奏が胸に染み渡るようでした。
会場やその時の催しによって違いますが、休憩時間にお茶や、時にはクッキー等のサービスがあって、お客同士和気あいあいと感想を語り合ったり音楽談議している光景も見られます。そこに主催者も交じることもあり、小さな会らしく和やかな雰囲気です。
また終わってから演奏者を囲んで楽しい二次会?が催されることもあるとか・・
「その雰囲気が素晴らしくて演奏者と聴き手が毎年来てくれるようになったんです。」小さな音楽会が育っていく様子を聞くのもうれしいです。
この秋に催されるコンサートをいくつか紹介しましょう。

ペンション月下草舎
こぶちさわ音楽祭の秋のプログラムはクラシックが二つとジャスが一つ、その他に新たに決定したコンサートも二つ加わりました。 
●10月17日(日)14時「クリスグラスフィールド八ヶ岳コンサート」共演ジョナサンプライスによるギターデュオ。前売2800円。お問い合わせバウハウス(20)5078 
●10月22日(金)19時「フルートとリートの夕べ」出演はメゾソプラノ石井真紀、フルートがリュディガー・クロイツ、ピアノ美由紀クロイツ北によるクラシックコンサート。前売券のみで2000円。お問い合わせ北美由紀(36)6282 
●11月3日(水)14時 小淵沢を拠点として活躍しているエオルスによるクラシック。三木稔歌曲集から「花ものがたり」他。出演はソプラノ松土かおり、メゾソプラノ坂本美加、ピアノ水上尚子、伊東晶子、西川恵理香。2000円。お問い合わせエオルス(36)3256
●11月7日(日)19時 大石学ジャズピアノトリオ、ベース米木康志、ドラムス原大力。4000円。日本に於ける現在望み得る最強のピアノトリオ必見! 
●11月20日(土)19時井上淑彦テナーサックス&ピアノ田中信正によるジ
ャズデュオコンサート4000円。音楽の素晴らしさを伝える熱い魂の交感100%ジャズります♪
以上お問い合わせ/P.月下草舎 0551-36-4801

フィリア美術館
クラシックファンには見逃せない心洗われるコンサートです。
●10月9日(土)19時「小さな秋の音」フランス・ヴェズレーの教会のオルガニスト、ダミアン原田の密やかなチェンバロの響きをお楽しみください。3000円。
●10月16日(土)19時 小澤洋介「チェロの夕べ」共演三戸素子。国際的実力者として評価の高いチェロ奏者の美しくしなやかな音色。3800円。
お問い合わせ/フィリア美術館 0551-36-4221

みやま上庄館
小淵沢駅前のみやま上庄館では地元で地道に活動している音楽家たちがコンサートを開きます。
●10月17日(日)19時30分 「八ヶ岳音楽仲間コンサート」 フルート、ギター、琴の協演、ソプラノ・バリトン独唱、男性カルテット合唱など、誰でも気楽に楽しめる音楽会です。入場料1000円
お問い合わせ/0051-20^5050

他にも、いろいろ
以上の他にも今回はちょっと間に合わないかもしれませんが、10月2日にペンションケイトでカントリー、10月4〜6日にリゾナーレ小淵沢で室内楽等のコンサートも行われます。また少し足を伸ばせばさらにいろいろなコンサートに出会えます。前述の「クリスグラスフィールドコンサート」は小淵沢のお店バウハウスさんが企画。15日には清里、16日には大泉でも聴くことができます。八ヶ岳南麓であなたのお気に入りの音楽を見つけてみてはいかがでしょうか。
 
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ウォーキング天国

ツタとツタウルシの道
紅葉に彩られた秋の小淵沢はウォーキングの天国です。10月21日のウォークではアカマツの幹に絡みつくツタとツタウルシの鮮やかな紅を楽しむコースを選んでみました。
火の見櫓を出発して信玄棒道を歩きます。えほん村を通って、喫茶風のびんせん脇を抜けると、そこから車道を下って小海線の踏切を越えるまでの道の両側のツタ、ツタウルシの紅葉が今回のハイライト。紅葉の盛りはこの紅が鮮やかに輝いて、あたりの林一帯を彩ります。
広い牧草地の脇を通り、焼き菓子のお店レチェの脇を抜け、中央高速の下を潜って園芸店・ミヨシの前に出ます。JR中央線の踏み切りを渡ると三峰の丘。富士山、北岳、奥穂高岳の三高峰が一度に眺望できることから名づけられた所です。
ここから、大滝湧水から流れ出した水を下の田畑へ流す堰と遊歩道が作られています。これが八反歩堰です。正面に南アルプスが間近に迫り、眼下には田んぼが広がります。
解散地点の大滝湧水は間近。ほとんど平坦か下りの歩きやすい道です。紅葉と眺望をご一緒に楽しみましょう!お問い合わせは各ペンションへ。 
・日時 2004年10月21日(木)
・集合 午前10時30分 信玄棒道火の見櫓
・解散 午後2時30分(予定) 大滝湧水
・主催 小淵沢ペンション振興会ポレポレクラブ

町制施行50周年記念ウォーキング 晩秋の棒道
県外からの観光客はもちろん、地元の人にもウォーキングを通して、もっと小淵沢を知ってもらおうと小淵沢町観光協会が主催する町制施行50周年記念のウォーキングイベントです。
ウッドチップが敷かれた馬の道や林の中の遊歩道、可愛いお店や美術館などがある舗装された道、そして人気のある信玄棒道とバラエティに富んだコース設定です。
参加費は無料で、おにぎりや飲み物付き。コースの距離を当てる賞品付きのクイズも用意されています。
・日時 2004年11月21日(日)
・集合 午前10時 スパティオ小淵沢
・コース 10キロ以内
・問い合わせ 0551-36-2111(小淵沢町役場産業課)
※11月12日までに参加申込みが必要です。
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この人にインタビュー

暮らしの達人 細川勇二さん
小淵沢駅前商店街の真ん中で金物屋を営んでいる細川さんのお店を訪ねたのが夕方6時でした。店主の細川さんは大変忙しい方、いち日のうちで一息つくのがこの時間と奥様に教えてもらったのです。待つこと数十分、「水道管のトラブルで難儀した」と帽子に長靴姿の細川さんがトラックから降りお店に現れました。細川さんは知る人ぞ知る豊富な知識の持ち主であり、多趣味。何かわからない事、困った事があったら金物屋の御主人に聞け、と言う位町民や観光客の良き相談相手です。
今日はキノコ狩りの名人でもある細川さんにお話を伺いました。
ズバリ小淵沢でマツタケは採れるのですか?「採れるよ。昨日も今日も採って来たよ」羨ましいかぎりですが、どこで?なんて野暮な質問はしません。キノコの採れる時期は長く、冬の一月でも食べるそうです。昨今のキノコ事情については随分嘆いておられました。「ひとつに地球の温暖化(30度で菌が死んでしまう)であり、年々増え続ける鹿や猪の糞尿の塩分が菌の活着を妨げ、キノコ採りの必携カゴを持たずにビニール袋を持って入るのでキノコの菌を林の中に置いてこない」いつも愛想のいい細川さんの顔が曇ったのがはっきり見て取れました。
町内の2軒の家から頼まれてこれからスズメバチの駆除に出かけるという細川さん、薄暗くなった夕食前の7時半、トラックに乗って出かけました。細川さんはハチ獲りの達人で岩魚・山女の渓流釣りの腕前にもすぐれ、変わった野菜やひょうたん作りの名人でもあり、お店に置かれた盆栽も見事でした。

お店紹介

TARA 0551-36-6330
ネパール料理のお店「タラ」が馬術競技場のそばにオープンしました。タラはネパール語で星を意味します。ネパール人のご主人が作る本場の料理は日本人がイメージするカレーとは違ってさらりとしていて辛さも好みで注文できます。ワンプレートに季節の野菜料理が数種盛り合わされているのでランチにぴったり。餃子に似ている「モモ」もお薦めです。

イベント情報

青のラーガ
松井貞文さんの絵画が馬術競技場通りからちょっと入った木立の中で展示されています。どうぞお出かけください。
・ティ&ギャラリ 森呼吸 0551-36-4694
・11月23日迄(火水休み)
 
ゆきえさんの朗読会
ゆっくりお茶でも飲むように、一緒にゆきえさんの朗読を楽しみませんか!
●10月30日(土)19時30分「宮澤賢治朗読」 P.たん歩歩 0551-36-4343
●10月31日(日)10時30分「大人のための絵本の会」 P.風路 0551-36-3826
各回1500円(お茶付)

厨房から

号から始まったコーナー「厨房から」では、、私たちが厨房でおしゃべりしているペンションの裏話や失敗談、ちょっと自慢したいこと、耳寄り情報、オーナーの趣味など、とっておきの話題をお届けいたします。
マルメロの果実をどうぞ・・ペンション ボタンダウン
栗の実る頃となり、リスの姿をよく見かけるようになりました。近くを通るとあの小さな体で声を張り上げて、しっぽを大きくふくらませ、木を叩くようにして音をたて威嚇しているようです。その姿が可愛らしくて、しばらく眺めています。
我が家の庭は建物の奥の方にあります。少し高くなった所に古い大きな丸太のテーブルがあり、散歩途中の猫ちゃんがお昼寝に使っているようです。あと、ベンチがいくつか置いてありますが、その中に長椅子型のブランコが一つ置いてあります。オーナー手作りなのですが、このブランコがけっこう人気があるのです。子供たちはもちろん、ご夫婦、親子、女性同士など、座っている姿が、ほのぼのとしてとてもいい感じです。チェックアウト後もしばらく遊んでいかれる方もいます。そしてもう一つ。 「あれは何の実ですか」とよく聞かれる木があります。それはマルメロの実で、今年は枝が折れそうなくらい、たくさん実のっています。いつも手に余っているので、今年もどうしようか・・・・と重たさに耐えながら実をつけている木を見ながら思っています。もしよろしかったらお持ちください。

編集後記

毎年のことですが、秋号の編集は夏が終わるとすぐに始まります。まだ頭の中が夏モードで、なかなか切り替えが出来ないのは私だけかと思いきや、仲間も同じ様子にひと安心?
集中力が今ひとつでアイデアが浮かばず四苦八苦の編集員でした。 (ふ) 
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