No.30 2004年冬号 2004.12.10発行

冬の小淵沢を・・・、体感しよう!

この原稿を書いている今、八ヶ岳の山頂がうっすらと雪化粧。積もったり消えたりしながらこの『風のたより』が皆様のお手元に届く頃には根雪となってすっかりと冬景色になっていることでしょう。夏にいらしたお客様は高原のあまりの涼しさに「冬は雪が多いのでしょうね」と聞かれます。これを読んでいるあなたもそう思ってはいませんか?ところがこの八ヶ岳南麓の冬は晴天が続き、雪は少ないのです。真っ青な空に雪の峰々が輝き冬ならではの景色が楽しめます。そこで遠出をしなくてもこの景色をながめながらペンション周辺で楽しめることをご紹介しましょう。
シジュウカラまず朝食の後に外に出てみましょう。ペンションの回りを歩いていると陽の差し込んだ明るい林の中で小鳥の鳴き声が聞こえるはずです。ドラムをたたくような音はアカゲラやコゲラのドラミングでしょう。さーフィトンチットたっぷりの空気を思いっきり吸い込んでください。カメラやスケッチブックを片手に冬山の雄姿や里の景色を題材に楽しんでも尽きる事はないでしょう。足を延ばして大滝湧水まで行くとそこから三峰の丘に向かって八反歩堰に沿った遊歩道があります。ここからの田園風景と南アルプス、富士山の景色も捨てがたいところです。また、南アルプスに夕日が沈む景色も素晴らしいのです。
今冬は2月を除いて『花パーク・フィーオーレ小淵沢』も土日はオープンします。10時より15時(最終入園14時)です。ここから見渡す八ヶ岳、南アルプス、富士山などを狙うのも良いですね。暖かな温室が花々に囲まれた喫茶・休憩室になっていますし、展望ラウンジからどちどちらの山を見ることも出来ますので寒さに震えることなく絵を描くこともできます。外で撮影をして寒くなったらここに入って持ってきたお弁当を食べたり温まる事もできます。入園料は300円ですが入園料+ケーキと飲み物で600円というサービスもあります。クリスマス(12月23〜26日)、年末年始(12月31日〜1月4日)には楽しく新しい企画などもあるようです。詳しくはHPをご覧になるか、お問い合せください。
インドアー派の方は『スパティオ体験工房』に向かってみてはいかがですか。ちょっとかじかんだ手を温め、普段作りたいと思っても出来なかったり、一度は体験してみたいと思っていたことにこの際チャレンジしましょう。今年は蕎麦打ち体験所が新しく独立しましたのでここに予約を入れて挽たきて打ち立て、茹でたての自作のお蕎麦でお昼にしましょう。先日、早速体験してきましたが清潔で明るい工房で親切丁寧に教えていただきました。そば粉は地元・小淵沢産100%で体験は6割蕎麦ですが体験しなくても7割蕎麦を頂けます。自分たちで打ったお蕎麦は勿論美味しいのですがこの7割蕎麦も注文して食べ比べてみるのもおもしろいですよ。蕎麦打ち体験は予約制です。
電話:0551-36-6121
その他体験工房では陶芸、ステンド、磁器絵付け、革細工・・・・ と体験メニューは豊富です。となりにできた『道の駅』にも『スパティオ小淵沢』にもその周辺にも和食、中華、イタリアン、焼き肉などレストランが揃っていますのでお好きなお店へGo!
あーお腹もいっぱい。
冬の夕暮れは早いものです。ちょっと陽が傾きかけたら『延命の湯』にでもゆっくりと浸かって体を温めましょう。冷たい空気の中の露天風呂ほど気持ちの良いものはありません。でもカメラを持った方はこの時間にのんびりしていられませんよ。この時こそシャッターチャンス!八ヶ岳がアーベントロートに燃える時をのがさずに。
1日のフィナーレを飾るのは満天に輝く☆です。流れ星に託す願いはなに?

スノーシューで、銀世界へひとっ跳び

大好評の冬の遊び、スノーシュー、今企画で四回目となります。年々スノーシュー愛好家が増えているようですが、三十分、一時間と車で走るとそこにフィールドがあり、スノーシューを履くだけで雪の野原を思いっきり歩きまわることが出来ます。八ヶ岳高原小淵沢に住む者にとってうれしいかぎりです。
スノーシューって何? とお思いの方に少し説明しましょう。
日本には昔から雪の上を歩く道具として「かんじき」がありますが、「洋風かんじき」とでもいうものがスノーシューです。スキーのように技術はいらず、野山を歩ける方でしたらどなたでもスノーブーツや登山靴に装着してすぐに楽しむことができます。新雪の中でも沈みこまずに歩けるので、登山道をはずれて雪の積もった林の中や湿原の上を自由に歩きまわることができるのです。服装はスキーウェアーか、暖かい服に防水のきいたレインウェアーでOK。
素晴らしい雪景色を楽しんだり、雪の上に残る動物の足跡を探したり、時には鹿など実際に野生動物と出会うこともあります。フカフカの新雪の中で転んで雪まみれになるのもまた楽しい!そのまま空を眺めちゃいましょう!
一度体験して病みつきになられる方も多いです。私達もその通り! 今から雪の季節を待ちわびています。
大沢山は、晴れていれば正面に八ヶ岳、少し歩くと、中央アルプス、北アルプスまで望むことが出来ます。
ぜひご一緒に雪の世界を歩きませんか!
ポレポレスノーシューハイク・入笠湿原&大沢山
パノラマスキー場のゴンドラを利用して雲上の銀世界へひとっ飛び。晴れていれば山頂から素晴らしい眺めが、霧が出れば霧氷の花咲くロマンティックな世界がお出迎えしてくれます。好評につき今年は平日にも企画しました。
 2005年2月6日(日)、2月16日(水)
 両日共 ペンション出発 9:30  ペンション帰着 16:00
 お申し込み 振興会各ペンションへ 詳細はお問い合わせください。
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この人にインタビュー

 陶芸家 木村隆さん
心豊かに暮らす日々
小淵沢町に移り住んで6年の歳月が過ぎました。
移住時に自宅に隣接して陶房と展示室を作り、陶房「酔翁」と号しました。「酔翁」と聞くと、誰しも酒好きの酔っぱらいの爺さんを思い浮かべますが、まだ50代のうら若き中年です。「酔翁」の名は中国宋代の欧陽修の「酔翁之意不在酒、在乎山水之間也」というコトバから拝借しました。「酔翁」の意は酒にあるのではなく、あたりの山水を楽しむことなのだ。山水の楽しみは心で感じとり、それを酒にのせて飲むのである」という意図がこの地の生活に合う言葉だと思いました。
八ヶ岳と南アルプスを毎日眺めることが出来、水が美味しい生活を妻ともども楽しんでいます。都会生活では決して味わえない貴重な体験を6年間で致しました。
季節の移り変わりを肌で感じる生活が人間には大事なことだと知りました。1月2月は雪が降ると一面真っ白な景色を楽しみ、3月は庭に真っ先に芽を出すムスカリに春が来たと喜び、4月5月は山菜取りと新緑を楽しみ、6月は梅雨に物思いにふけり、7月8月は涼しい夏を過ごし、9月10月は目に鮮やかな紅葉を楽しみ、11月12月は日増しする空気の冷たさと競争するように薪の準備をする、一年を味わっています。都会では多様な理由で季節を愛でるゆとりが無かったと感じています。自然に囲まれた生活が心の浄化を促していることは確かなようです。若い頃「デパートのない土地では暮らせない」と語った東京生まれの妻は、今は「都会の生活は考えられない」と心変わりする有様です。
石を投げれば当たった人が陶芸家と言われるほど陶芸家の多い八ヶ岳の生活は冬季2月の寒さ同様ですが、妻の口癖「いつも笑顔で」ごとく、心を豊かにこの地での生活を楽しみたいと願っています。皆様、遊びに来てください。歓迎します。
陶房「酔翁」のホームページへ

イベントガイド

七賢蔵開き
期間中、酒蔵でお酒の造り方を見学していただいたり、絞りたて新酒の試飲・甘酒のサービス・七賢で販売しているお酒の試飲が出来ます。
 2005年2月5日(土)〜2月13日(日)
 午前9時〜午後4時
 利き酒をする方 300円
 問い合わせ:0551-35-2236
 ホームページ:http://www.sake-shichiken.co.jp/

厨房から

新たコーナー「厨房から」では、、私たちが厨房でおしゃべりしているペンションの裏話や失敗談、ちょっと自慢したいこと、耳寄り情報、オーナーの趣味など、とっておきの話題をお届けいたします。
手作りパン焼きたてパンをどうぞ! ペンション風路
風路では、朝食に手作りパンをお出ししています。
パンが大好きでペンションを始める前からよく作っていました。自己流なのでおいしくできるときもあれば同じように作っているはずなのに、イマイチのときもありました。
お客様にお出しするにはこれではなぁ・・ということで一念発起、パン作りの先生のところへ教わりに行くことにしました。3泊4日、朝昼晩パン・パン・パンの日々。ポイントの一つは温度の管理。夏は仕込み水に氷を入れ、冬はお湯を使って常に発酵温度が一定になるようにします。仕込み水の量も夏は冬に比べ15t程少なめにします。粉の種類でも少しずつ違います。基本をしっかり教えてもらって作ったパンは本当においしかった!
ペンションを始めて早いものでもうすぐ9年、その間毎日のように焼いてきたので今ではパン生地で季節を感じるようになってきました。いろいろなパンを作ってきましたが、毎日食べるパンはシンプルが一番。今はロールパンやブレッチェンが定番です。シンプルなパンほど粉のうまみがストレートに出るようです。オーブンからパンの焼ける匂いがしてくると温かい、幸せな気分になります。「パンがおいしかった!」と言って頂けるとその日は一日機嫌の良い私です♪

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