No.36 2006年 夏号 2006.06.18発行

夏アラカルト

  百合園 温泉 ハイキング
ユリの花シドニーポワチエ主演の映画「野のゆり」を観た事ありますか。小さな町にシスターが教会を建てるのを手伝わされる話ですが、キリスト教版「シェーン」のようです。白ユリは、マドンナ・リリーと呼ばれ、聖母、聖人に捧げられる花として復活祭の祭壇に飾れています。映画のラスト近くにマリア像の足元にユリが飾れているシーンがありました。花言葉は「純潔」です。小淵沢高原周辺のユリの楽しめるスポットを紹介します。
 
富士見高原ゆりの里
スキー場を利用した、幻想と感動の花空間と言うキャッチフレーズの元で、50種、500万輪の花のパノラマは感動的であります。ちなみにカサブランカは8月上旬に咲く予定とか、また、8月下旬へ向けて香りの強いゆりの花が咲いて行くそうです。オープン7月7日〜8月下旬。入園料1000円、リフト券付1700円。営業時間9時〜17時。車利用、小淵沢ICより10分、JR中央線小淵沢駅タクシーで15分
 
サンメドウズ
八ヶ岳連峰の最高峰、赤岳を正面に望むスキー場の自然の雄大さに圧倒されます。標高1900mからの大パノラマ、甲斐駒ケ岳、富士山、金峰山等、山野草と。フラワーリフトに乗りながら、足元に咲き誇るユリのお花畑の空中花散歩がたのしめます。ゆりフェアの期間、7月22日〜8月27日。フラワーリフト料金・大人1200円、子供650円。車利用、中央道長坂IC20分、小淵沢IC30分。JR小海線清里駅タクシー5分。
 
富士見パノラマリゾート
ゴンドラで行く花の百名山・入笠山は高山植物、山野草の宝庫であり、日本スズランの自生地として特に有名です。入笠湿原など自然溢れる遊歩道など、お手軽なトレッキングコースがあります。ゴンドラ料金大人1600円、子供800円。車利用、中央道、諏訪南IC15分、小淵沢IC30分、JR中央線富士見駅タクシー10分。
 
フィオーレ小淵沢
標高1000mの花園。カサブランカ・フェスタ。7月29日(土)〜8月6日(日)。入園料大人700円、子供400円。JR小淵沢5分。花々を愛でる旅に出かけ、自然を謳歌してください。

べるが 尾白(おじら)の湯
白州の「名水公園べるが」はこれからの季節、小さいお子さんから大人まで森林浴や川遊びで賑わいます。その公園に今年新しく温泉施設がオープン!「尾白(おじら)の湯」です。泉質は食塩泉で、県内は勿論、国内でも上位に挙げられる程温泉成分が濃いそうです。設備は屋外に源泉露天風呂と、源泉に加水した露天風呂、室内には全身浴、寝湯、打たせ湯、ドライサウナが男女とも有り、女性には一つおまけにミストサウナも付いています。舐めると塩分でしょっぱい温泉は身体を一層温め、肌を引き締め・・・美しくなれるかな?思いっ切り公園で遊んで、最後は温泉にGO!
料金は入園料込みで大人 700円 小人 400円 火曜定休

高原のプール イルマーレ
小淵沢の高原にある海。それがスパ&プール・イルマーレです。ホテル・リゾナーレ小淵沢の中にあり、イタリアンモダニズムと水との融合をコンセプトに建築家ベリーニが創りあげた海で波に揺られて遊んだり、周りのスパゾーンでリラクゼーションを楽しんだり、サンデッキでのんびり本を読んだり優雅な時間を過ごすのに最適。プールサイドのカフェは水着を着たまま、サイン一つで軽食や喫茶が出来ます。雨の降ってしまった日などは一日過ごすのも良し。夜10時(最終入場9時)まで営業なので、ペンションでのお夕食後に温泉に行く気分で楽しむのも良し。
大人2000円 子供1000円(一日)

三味線滝から天女山へ
風薫る五月、観音平から三味線滝を経て天女山へと続くハイキングコースを歩いてみました。久しぶりの青空です。観音平から三味線滝まで40分。ヒトリシズカ、イカリソウ、シロバナエンレイソウが出迎え、新緑の中に点在するミツバツツジの紅紫色がひときわ美しく映ります。20分ほど下ると、三味線滝への道標があり少し急な階段を登ると歩きやすい平坦な道に出ます。道端のヤブレガサ、ヤグルマソウ、イワカガミなどはこれから花の時期を迎えます。新緑の森にウグイス、カッコー、ホトトギス、オオルリなどの野鳥の声がさえわたり道中が短く感じられました。この時期三味線滝は水かさが多く汗ばんだ顔に滝のしぶきが心地よいものです。ここから八ケ岳横断道路へ下る道(40分)がありますが観音平に車を置いて歩いた場合は来た道を戻ります。今回は天女山迄が目標なので先に進みます。つばめ岩〜ツバクラ岩〜天の河原を過ぎ登り下りを繰り返して3時間程で天女山へ到着。途中三ケ所、八ケ岳横断道路に出る道が整備されていますので自分たちに合ったコースを選択できます。

甘くて美味しい、八ヶ岳の果実

ブルーベリー
小淵沢周辺で7〜8月に摘み取りができるところはいくつかありますが、今回は長坂のブルーベリーを紹介したいと思います。ブルーベリーといえば粒が小さく、ジャムにするものという印象が強いのではないでしょうか?これを「りんご」や「ぶどう」のように「そのまま生で食べられる」果実として育てることに成功したのが長坂の小尾さんです。「ブルーベリーというのは品種名ではありません。『ラビットアイ』『ブルーレイ』等の品種名が無数にあるのです。その種ごとの味があり、時期がある。その品種名で売りたい」と熱く語る小尾さん。ぜひこの生食用の大粒のブルーベリーを味わってみませんか?
入園料は大人(小4以上)1000円、子供500円、生果実1キロ1600円。なるべく3日以上の余裕をもってFAXで予約してください。
電話 0551-32-4567

サクランボ

八ヶ岳南麓の岩原果樹園さんにお話を伺いました。「山梨県のサクランボは本州の南限として6〜7月末頃まで採れる産地として人気が高まっています。特に八ヶ岳南麓のサクランボ農園は市場に出荷せず、摘み取りを対象にした観光農園が主で、粒が大きく糖度も高いものが多いのです。料金は1人40分2000円(小学生以上)で統一されていて、午前9時から午後3時までが入園時間です。果樹園にはおみやげ用の箱詰めなども用意され、摘んだサクランボを家に送る宅急便の手配もできます」果樹園で採ったサクランボは驚くほど甘くおいしいそうです。
電話 0551-46-2067
見て楽しみ、食べて楽しむ!
「レタス」 この4月から高根町で生産を始めた四季彩館さん。「10・5pの大きいポットで販売しています。畑、プランター、寄せ植えなどにして楽しみながら収穫してください。そのままポットの状態でも栽培できます。10枚以上になったら順次外の葉から欠いて収穫できます。無農薬で育苗しています。」とのこと、いいですね!
電話 090-8709-7072
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この人にインタビュー

小淵沢にネパールを感じて  タモン・ペンバさん
ネパール食堂「タラ・マウンテンスパイス」のご主人タモン・ペンバさんに伺いました。

20年以上住んだ東京から小淵沢にやって来て丸2年が経ちました。故郷ネパールの標高2600mの町では毎日世界第3位の高峰「カンチェンジュンガ」(8598m)を眺めて育ちました。ケンカばかりしてあばれん坊だった私は10才の時に空手を習い始めました。13才で父を亡くした頃から本格的に打ち込むようになり19才の時、本場の空手を目指して単身日本にやって来ました。昼間は厳しい稽古、夜は先輩達に連れられて歌舞伎町の繁華街を渡り歩き翌朝二日酔いで又稽古に向かう。「根性」という言葉を覚えました。飲めなかった酒がどんどん強くなりカラオケの腕がぐんぐん上達するに連れ、空手の腕も上がっていきました。本当は黒帯を取ったら故郷に帰るつもりだったのですが26才の時に「師範養成特別コース」に入り29才で外国人として初めて国際空手師範の免許を取得。その前年にはクエートで行われた世界大会で優勝し祖国ネパールでも私の名が知られるようになりました。貧しい田舎の家で育った私が王宮に招待された時は夢をみているようでした。試合を引退後は世界中を指導して回りました。気付いたら日本に来て27年が経っていました。
ある時ふと訪れた八ケ岳に故郷を見た思いでした。そして2年前ついに小淵沢にネパール料理のお店を開店し妻と息子の3人の八ケ岳暮らしが始まったのです。雪を冠った八ヶ岳に魅せられて以来小淵沢は私のもう一つの故郷、赤岳はもう一つのカンチェンジュンガになりました。冬が長くて厳しいと言うけれど、青い空に映える白い八ケ岳はとても美しいし、春夏秋冬どの季節も楽しめるこの場所が私は大好きです。
たくさんの方々の協力を得て昨年10月に自身の空手道場をこの町にオープンすることができ、毎日空手の指導に向かう日々です。空手をやっている私を誇りにしていた父がどこからか私を見て微笑んでいるかも知れません。
電話 0551-36-6330

イベント情報

おつきゆきえさん朗読会
・宮沢賢治朗読  6月24日(土) 19:30より  たん歩゚歩゚(36-4343)
・おとなのための絵本の会  6月25日(日) 10:30より 風 路(36-3826)
 両日とも、1500円

八ヶ岳ホースショー in こぶちさわ
 馬と花火の祭典が、今年も県営馬術 競技場をメイン会場にして、7月29日(土)に開催されます。

こぶちさわ音楽祭
センスオブワンダー TOKUクアルテット 7月9日(日) 開演 19:00 4000円
 月下草舎(36-4801))

池辺晋一郎「愉快な音楽室」 7月15日(土) 開演 19:00
 大人 3000円・高校生以下 1500円
 生涯学習センターこぶちさわ (36-3125)

喜多郎「平和の祈り」コンサート 8月6日(日) 開演 18:30 8500円
 身曾岐神社(36-3000)

江藤良人クァルテット 9月10日(日) 開演 19:00 4000円
 月下草舎(36-4801)

いのちの響き 9月17日(日) 開演 15:00 2000円
 アルソア本社(20-5000)

リゾナーレ小淵沢高原音楽祭 9月27日(月)〜29日(水)
 1日券 6000円・大学生以下 3000円
 リゾナーレ小淵沢(36-5111)

厨房から

14年の Jazzyな 人生 月下草舎(笹沼郁夫)
オープンして14年過ぎました。この年月は長いか、短いかよく判りませんが、気持ちはあっと言う間の14年でもあり、ゼロからの出発でペンションという職種に挑戦し、ここまで良く頑張ったとも勝手に思い上がったりして・・。
よく、御客様からの質問で「月下草舎」て、どう言う意味ですかと、尋ねられます。ここで解説させて頂きますと、きれいな月の下で草花の咲き誇る素敵な所にある建物(舎)と説明しますが、洒落を解説するほど野暮な事は無いと同じで、実につまらなくなります。しかし、小淵沢高原に移り住み、自然の豊かさに感嘆を覚える日々の移り変りは、少なくとも私達の14年の生活に彩りをあたえています。はたしてこの地に根は生えてきたかどうか? わがペンションの特徴とし、音楽好きの、特にジャズという熱い音楽に熱中してやまないオーナーでありまして、何と100回以上のライヴを敢行。この収益に結びつかない愚行に対してわが女房は100回以上、私に激怒している訳です。しかし、先日ジャズの怪物、山下洋輔ライヴという大興行打上げ、大成功を納めこれには鬼嫁も顔をひきつらせながら「よかったわ」と呟いた。こうなればシメタモノ。さらに加速させるつもり? もうひとつ、この場を借りて述べたい事は、良き仲間との出会いに感謝!
月下草舎のホームページ

編集後記

めりはりがハッキリとしないうちに入ってしまった梅雨ですが、この時期の緑が一番美しい。窓の外の、そんな緑に目を休めながら編集を進めるスタッフ。毎年同じ季節の繰り返しなのに、今年はどんな夏がやってくるのかやっぱりワクワク、ドキドキしながら。(波)

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