八ヶ岳風のたより
No.42 2007年 冬号 2007.12.03発行

ロハスな休日 心と身体に優しい八ヶ岳

澄んだ青空を見上げれば鳥は上手に上昇気流を使って移動しています。燦々と降り注ぐ冬の陽の光は葉を落とした木々を素通りして今まで暗かった林の中を照らします。霜柱をサクサク踏んで歩けばタンポポは葉をロゼット状に広げ春のためのエネルギーを集めています。まるで天然のソーラシステムみたい。こうし大て大きな自然は私達に体を張って色々なことを教えてくれます。いつもは見落としている自然の営みにふれることはなんと心癒され、心豊かになるのでしょう。快晴の日が多い冬の小淵沢を訪れたら、日向ぼっこを兼ねて、ぜひ外に出てゆっくりと歩いてみてください。棒道や遊歩道、馬の道などの良いコースもありますが、まわりの林を歩くだけでも、静かな冬は自然が色々話しかけてくれます。いつの間にか冷たかったほっぺも赤らみ、お腹の虫も鳴き始めます。
※ロハスとは
Lifestyles of Health and Sustainability の略で、健康や環境問題に関心の高い人々のライフスタイル
〔食〕 そんなあなたに「身体に優しい食べもの」をご紹介しましょう。良くマクロビオティックと言う言葉を耳にしませんか?
語源は古代ギリシャ語ですが、MACRO(大きな)・BIO(生命の)・TIQUE(術)という3つの言葉の繋がりで、日本では「正食」と言われ、なんと日本が発祥の食事療法なのです。故・桜沢如一氏は、日本に古くから伝わる食養生と、東洋思想のベースとなる「易」の原理を組み合わせて、「玄米菜食」という自然に則した食事法を確立し、世界に広めました。この桜沢氏に師事した久司道夫氏の教えにそった食事がいただけるレストランが小淵沢にはあります。「ルラシュ癒しの杜」のダイニング・カフェです。ランチには天然酵母のピタパン・ テンペサンドや焼き野菜の玄米ベジカレー等があります。また「小淵沢ウェルネスガーデン」はクシインスティテュートオブジャパンの活動拠点で、ここでもお食事やお茶をいただくことが出来ます。
〔滋〕また、延命の湯に併設された「森樹」ではふるさと薬膳料理がいただけます。地元の婦人たちが、すべて地元で採れた物を使って、手造りしています。そして、もう一つ体に優しい食べ物としてお蕎麦があります。八ヶ岳はこだわりお蕎麦屋さんにもことかきません。
〔ヤーコン〕さあ、こうして 体に優しい食べ物をいただいたら、今度は日常の中で出来ることだけでも実行に移してみましょう。道の駅や無人販売の店には収穫シーズンには沢山の野菜が並びます。新鮮な野菜を持ち帰って、手作りのお料理がご家族への何よりのお土産ですね。
さてお料理へと話題が移りました。栽培条件としてここが適しているものに「ヤーコン」があります。秋に収穫して冬の間でも道の駅に並んでいます。ヤーコンは、南米高地原産の菊科の草木で芋(塊根)を食用とします。お腹によいフラクトオリゴ糖が他の野菜の何倍も含まれていますので、生食すると甘みがあります。ヤーコンには以前、話題になったポリフェノールも多く含まれており、切るとこれが酸化して黒くなります。これを防ぐには直ぐに酢水に放します。生でも、煮ても、揚げても良い野菜ですが、ここで超簡単なレシピを一つ紹介しましょう。
ヤーコン500g ショウガ1片(醤油50cc、酢50cc、ごま油大匙2杯)を用意し、ヤーコンは厚さ5mm位の短冊に切って、ちょっと水に放し、ショウガは細い千切りにし、カッコ内の調味料をビニール袋に入れて、そこに漬けます。30分位すると食べられますが、お酢が入っているので翌日でも黒くならず、美味しくいただけます。
〔癒〕夕暮れには露天風呂やサウナもある「延命の湯」で手足を思いっきり伸ばし、ゆっくりと温泉に浸ってみましょう。体のこわばり、血液の滞りも解消して、開放感に満ちた気持ちになることでしょう。ツボなどわからなくても、自分が気持ちいいと思うところをちょっと指圧したり、掌や足の裏をもみほぐしてあげると気持ちいいですよ。湯上がりには八ヶ岳の美味しいお水で水分補給も忘れずにね!
ホカホカの体でペンションに戻れば、そこには手作りの体に優しいお夕食が湯気を立てています。私たちは食事の研修会を開いたり、仲間同士で新しい食材の情報交換を重ね、お客様に美味しく、体に優しいお食事が提供できるように頑張っています。
そして地産地消を目指すことにも貢献できればと・・・。

体験報告・ノルディックウォーキング

ノルディックウォーキングとはスキーのストックのようなポールを持って歩きます。実際に体験してみて、普段のウォーキングがほとんど下半身を使うだけなのに、このウォーキングはストックを強く突いて身体を前に押し出すことで上半身も使った全身運動になる、と感じました。
最初ストックは邪魔になるのでは?と思いましたが、腕や肩にも負荷がかかり、歩幅も広くスピードも速くなって全身運動の心地よさを味わうことができました。また腰や膝などに不安がある方にはその負担も軽減されるとのことです。インストラクターの植松さんは高根町で自然医療センターを開いていて、森林療法・ノルディックウォーク・マクロビオティックなど総合的な治療をしています。予約で食事も頂けると聞き、早速ランチにいってきました。工夫された旬の野菜料理や玄米ごはんがとてもおいしかった。 

蕎麦・オブ・ザ・イヤー( by ペンション振興会)受賞

善さんの手打ち十割蕎麦を味わう
可憐な白い花を付けた蕎麦畑、秋の風物詩として紅葉と共に美しい風景を演出しています。そして「夏ソバは犬も食わぬ」という時期が過ぎ晩秋に刈られた黒い三角のダイヤこそ新ソバである。今が旬である。そこに実にタイミング良く、仲間のペンションで出前の手打ちソバのデモンストレーションを行なうと言う事で早速参加する。最初から白状します。大変美味しかった。この三ツ星級のソバを打ってくれたのが、手打ち十割そば善三、通称ぜんさん。地元八ヶ岳で採れたソバの実が「善」八ヶ岳の伏流水が「善」そして腕が「善」合わせて善三と洒落てみせる。
彼のソバは石臼で挽いた十割そばにこだわり、実演でみせるソバを扱う手さばきはじつに丁寧であり、そう、ロハスな料理である。そば粉から練り始めそば切りまでに15分程で沸き立つ湯にソバを放り込み10秒で出来あがる。早速食らい付き口の中にひろがる甘味と新蕎麦の気品漂う香りに酔う。また、つけ汁の味も重要な名脇役を演じてくれるが、文句無く美味い。まさにこのソバ職人の丁寧な仕事振りが味に出てよりいっそう美味さを引き立たせている。レインボーラインに在った「風音」という喫茶店のオーナーがソバ職人として甦った「ぜんさん」です。またひとりソバの魔法に魅入られたロハスなソバ職人が誕生したことに感謝。
連絡先、手打ち十割そば善三。電話 0551-38-1230・携帯080-5454-7585

紅葉に包まれた いちにち

 小島幸子さま
東京から6名で美味しいお料理とこの度の企画を楽しみに参加しました。ウォークに参加したのは2名。いつもながらの丁寧な準備体操の後、歩き始めました。適度にアップダウンがあり道々には秋の草花、庭先には色とりどりのダリヤ、菊、グラジオラス、ホトトギスなどが咲き乱れている。この時期楽しみなのが木の実が色付き、思いがけない出会いがある。感動したのが山椒の実、赤に黒の取り合わせ、秋にぴったりの色合いです。まゆみの可愛らしさ、つり花がゆれると素敵、丘一面のすすきにすごい、綺麗、素敵と連発。少し遠くを見るとなんと山々が紅葉、落葉樹が色づき、針葉樹の緑とのコントラストも素敵。八ケ岳・甲斐駒ヶ岳は本日シルエットのみ。富士山の見える丘曇りのためお休み。そんなこんなを満喫し、最後にアケビがゆっさりなっている場所を見つける。来年は鳥たちが食べる前に来るぞーと心に誓う。お土産には大きな松ぼっくり、山の珊瑚、赤や黄色の葉っぱ他様々。最後の楽しみはお弁当。他のメンバーも合流し、真っ赤なもみじを眺めながら食べるお弁当はただただ美味しかったです。その後白林荘の中を散策。全員紅葉に包まれ樹林の一部になり自然に溶けこんでいた。言葉で表現できないこともある。伝えきれないこともある。参加して感じるしかない。みんなで歩きましょう!企画して下さった皆さん有難うございました。

イベント案内

●七賢蔵開き
2008年2月16日(土)〜24日(日) 午前10時〜午後3時
利き酒をする方 300円
酒蔵見学や絞りたて新酒の試飲・甘酒サービス・各種お酒の試飲など楽しい催しがいっぱいです。
問い合わせ:山梨銘醸 0551-42-1491〔ホームページ
●ポレポレクラブ スノーシューイベント
■サンメドウズ
日 時:2008年2月3日(日)
参加費:3000円(リフト代・昼食・保険代込み)
■入笠湿原と大沢山
日 時:2008年2月20日(水)
参加費:2900円(ゴンドラ代・お蕎麦代・保険代込み)
※両日とも定員は30名です。
※お問い合わせ・申し込みは各ペンションへ

編集後記

冬号の編集会議の時は紅葉が見頃でしたがわずか2週間で一足飛びに冬がやってきました。
まだ11月だというのに朝方氷点下にまで気温が下がりこの先の寒さが思いやられます。灯油やガソリンや食材までが値上がりしている昨今、動いて動いて自熱暖房で頑張りますか?(ふ)

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