No.57 2011年 秋号

芸術の秋 美術館巡り 
平山郁夫シルクロード美術館  0551-32-0225  ホームページ
「私がシルクロードを歩くようになったのは、日本文化の始まりである仏教伝来の道をたどることが目的」だったという平山画伯らしく、その作品にはシルクロードを題材としたものも多く、またそこで集めた蒐集品も多く、館内はそれらでシルクロードの雰囲気がひしひしと迫ってくる感じで、いつの間にかその世界に引き込まれてしまいます。そんな美術館ですから、平山ファン、シルクロードファンには憧れの美術館となっています。八ヶ岳は縄文文化が栄えた地であり、遺跡も多く残っているこの地に、出来るべくして出来た美術館のように思うのは私だけでしょうか。
 
中村キース・へリング美術館 0551-36-8712 ホームページ
1980年代ポップアートシーンを駆け抜け32歳で亡くなったキース・ヘリングの個人コレクション美術館です。地下鉄の地下道の広告掲示板をキャンバスにして、オリジナル溢れる「サブウエイ・ドローイング」という画法の絵が評判になる。アンディ・ウォーホール、ジャン・ミッシェル・バスキアと共にコンテンポラリー・アートの重要アーテイストとして活躍するも、1990年2月エイズによって他界。「混沌と希望」というテーマで展開され、赤と白の外装が鮮烈な北川原温設計の「中村キース・へリング美術館」は現代アート・シーンへ発信し続ける磁場である。
 
清春白樺美術館 0551-32-4865  ホームページ
旧清春小学校跡1983年オープンした清春白樺美術館に、新たに安藤忠雄設計による「光の美術館」が完成したことで、友達のカメラマンと訪問。たまたまオーナーである吉井長三氏に会う事が出来、その時にその友が20年前に吉井夫妻の写真を出版社の依頼で撮っていたことが判明。余談でした。安藤忠雄氏の得意とする打ちっ放しコンクリート工法で「光の教会」の延長上にあるギャラリーです。この白樺美術館を取り巻く建物類は大変興味深く、アトリエである「ラ・リューシュ(蜂の巣)」のオリジナル設計はあのギュスターブ・エッフェルであり、また建築史家の藤森照信制作の空中茶室「轍」があります。ここ清春に美術館を建てる事で白樺派の芸術家達の夢を実現させた吉井画廊に拍手。
 
竹の造形美術館 0551-38-2211 ホームページ
JR小海線の甲斐小泉駅から甲斐大泉駅まで延びている泉ライン。その途中小泉駅寄りの所に日本初の竹のアート美術館があります。館内には作者・保坂紀夫氏の30年間の作品と新作が常時100点以上展示されていて、建物は100%地元産の檜と杉で造られています。木の香り溢れる空間の中でクラフト・あかり・花かごなど優しさの中に力強さを感じる数多くの作品にふれてみてはいかがでしょうか。
 
フィリア美術館 0551(36)4221 ホームページ
「平和」をテーマのひとつとした美術館。ケーテ・コルヴィッツの『ピエタ』などを常設で展示し、企画展や音楽会も開催。10月8日(月)9日(日)の2日間は「武久源造 バルダキン・オルガンを弾く」があります。
 
えほん村 0551(36)3139 ホームページ
林の中の小さな村。かわいい建物があちこちにあり、童話の世界にまぎれこんだよう。たくさんの絵本はもちろん、絵本の世界から飛び出してきたような、木の作品も楽しいです。
 
くんぺい童話館 0551(36)4514 ホームページ
童話作家として多くの人に親しまれた東君平さんの作品を展示しています。これからは土・日・祭日のみ開館するそうです。

第1回 八ヶ岳棒道ウォーク

11月13日(日)に第1回八ヶ岳棒道ウォークが開催されます。6キロ・10キロ・20キロの3コース。武田信玄が作ったと伝えられる軍用道路で、棒の様にまっすぐ伸びているというのが名前の由来です。カラマツの黄葉が美しい時期だと思います。参加費1000円。
前日には「せっかくウォーク&カルチャー体験」として歴史を学びながら、または音楽や絵本に触れながら短い距離を歩くウォークもあります。参加費500円。
問い合わせ(風路):0551(36)3826

カラマツの黄葉を楽しむ秋の棒道ウォーク

・11月6日(日) ・参加費 1200円(お弁当・保険代含む) ・詳細はこちらから

豊穣の秋 「八ヶ岳カンティフェア」・「八ヶ岳まるごと収穫祭」


八ヶ岳カンティフェアに集う人々
暑かった夏も過ぎ空がぐっと高くなり、草原を抜けて行く風が少し冷たく感じられるようになる頃、八ヶ岳の麓の町では大地の恵みに感謝しつつ“収穫祭”が行われます。
八ヶ岳南麓界隈で良く知られているものとして、清里の「八ヶ岳カンティフェア」と、原村の「八ヶ岳まるごと収穫祭」があります。どちらも地元の農業や農産物をテーマにしたお祭りで、毎年沢山の人で賑わいます。抜けるような青空の下で大地の恵みに感謝して心地良い一時を過ごしてみてはいかがですか?
「ポール・ラッシュ祭 八ヶ岳カンティフェア」
清里の清泉寮で10月15日(土)、16日(日)に開催されます。広々とした牧草地を舞台に2日間に渡って様々なイベントが開催されます。 地元八ヶ岳の食材を活かした特色あるメニューが楽しめる屋台村や手作りの工芸品コーナーが並び、バンドの生演奏等も行われます。

「八ヶ岳まるごと収穫祭」 
長野県原村にある農業実践大学校で10月22日(土)、23日(日)に行われます。
広大な牧草地では、新鮮野菜や地元特産物・クラフト・鉢花の販売などが行われ、熱気球やバター作りをはじめ、色々な体験メニューが用意されています。アルプホルンの演奏も楽しく、高原の爽やかなひと時を盛り上げます。

つながろう! 福島〜北杜へ

福島第一原発の事故から半年が過ぎても、まだ収束は遠いようです。放出されている放射能の量やその影響が少しずつ明らかになるにつれ、福島の人々、特に子供達の健康が懸念されます。この夏、短い間だけでも北杜市に来て、のびのびと過ごしてほしいと市民グループがバスツアーを企画し、私達も協力しました。ツアーとは別に避難されてきたご家族もいらっしゃいました。そのときの感想を其々のペンションが綴りました。

「4家族をお受け致しました。当初『大丈夫です安全です』と言われ子供達を外で遊ばせていたので何年・何十年後にどうなるのかが心配とのこと。とにかく今福島では子供達が外でのびのび遊ぶ事が出来ない現状をもっと全国の人にも知って欲しい、それから家族間・友達間でも放射能に対しての危機意識の違いから関係がギクシャクしたりしている、そんな話を直接聞いて、自分が思っていた以上に深刻な状況を思い知らされました」(フィールド)

「唯一の被爆国であるにもかかわらず、自国の原子炉により被爆者をだしてしまったことに暗澹たる思いです。被災され故郷を去ることは自らのアイデンティティを失うことでもあり、培われた生活基盤を放棄せざるをえない人々もまた、被爆者と言えます。いずれにしても私達の今までの生活の有り方を根本的に問い直す事を突き付けられていると思います」(月下草舎)

「7月・8月の2回、3家族のお母様と子供達をお迎え。初日は硬い表情が2日目には子供同士、お母様同士の会話が始まる。楽しそう。子供達は庭でピョンピョンと走り回る。今日は水遊び等々、福島〜山梨つながるネットの皆さまの熱意に満足された様、お帰りには涙ぐむお母様も。私共も目が潤む」(わっ!)

9月末にも受け入れる「たん歩歩」さんも含めて、自分達の仕事で少しでも被災された方々の力になれたとしたら本当に良かった、というのが全員の想いでした。

私たちの一押しコース NO.3 日向山

昨年10月半ば、山梨百名山・日向山(ひなたやま1660m)に登りました。登山口付近はまだカラマツも緑ですが、登るにつれカラマツも黄味を増し、赤い紅葉も見られるようになってきます。山頂付近はすっかりと紅葉しています。紅葉した木々の間から真っ青な空へと抜けるように山頂に出ます。2時間弱で山頂の雁ヶ原へ立つことができ、雁ヶ原に出れば、花崗岩の風化した独特の景色に驚くことでしょう。そそり立つ奇峰、奇岩はそのまま深く谷間へと吸い込まれるように続いています。そこへ一歩踏み出して左手を見れば甲斐駒ヶ岳が覆い被さるように迫り、右手には八ヶ岳から蓼科山へと山並みが続く雄大な眺望。その麓には我が町・小淵沢が一望の下に見えます。日向山を囲む山々の錦と、真っ白な雁ヶ原の美しさをゆっくりと堪能してください。錦滝経由の下山道は急な登山道となっています。足に自信のない方は矢立石〜山頂の往復をお薦めします。

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