No.59 2012 春

春・晴 それ行けフットパス

フットパスってご存知ですか?今山梨ではフットパスが熱いんです!「フット」は足、「パス」は小道の事、要するに歩く事を通してその町の自然の素晴らしさや文化、産物等の魅力を存分に味わっていただこうというものです。
普通に観光と言うとその町の史跡を見て回ったり、テーマパークで遊んだり、名物を食べて楽しむという事なのだと思います。
しかしフットパスではもう一歩踏み込んでいただいて、歩くからこそ発見できる、感じていただける、普段は見過ごしてしまうような魅力を楽しんで頂くという事を目的としています。
実は私自身このフットパスのコース作りに関わるまではその楽しさを知りませんでしたし興味を持った事も有りませんでした。しかし1つ、2つとコース作りに参加をしていくうちに、其々の町に、其々の歴史や文化があり、景観があり、また人があるのだと気が付かされました。先日自分の住んでいる小淵沢町にもとても素敵なコースを発見出来、それを皆様にご案内するのが今からとても楽しみです。
山梨県では「つなぐNPO」という団体が主体となって、県下27市町村に200を超える“まちミューガイドブック“(まちミュー=まちはミュージアムの略)と”フットパスコース“を既に完成しています。また各市町村でそのフットパスコースのコンシェルジュ=案内人を育成する“フットパス楽校“も開催されています。
小淵沢町のある北杜市では、よりフットパスを楽しんで頂けるように“まちミューガイドブック“を元に、2時間から長いものでも6時間程度で歩けるコースマップを製作しており、その全てのコースに“道守(みちもり)さん”と呼ばれるそのコース専属の責任者を設けています。
そして2013年に山梨県で開催される国民文化祭の中で「北杜24景フットパス」と称して年間を通してフットパスを開催し、自然や文化、歴史に包まれた素晴らしい風景を皆様に楽しんで頂こうと準備を進めています。
歩く事が好きな人もそうではない人も、小さな町の魅力を発見してみて下さいね。

残雪に映える古木の桜たち

山高の神代桜
実相寺は創建以来2度の火災にあって建造物や寺宝等は再建されたものですが、境内には高さ約13m、枝張りは東西に27m、南北に31mの大きさを誇る神代桜を今も残しています。1922年に桜としては、全国で初めて国指定の天然記念物になった神代桜ですが、この桜も長い年月を経て、10年程前には随分と弱って来ました。しかし2002年より樹勢回復を試みた甲斐があり、新しい枝や根が長くのび、今では綺麗な花を沢山咲かせて、毎年4月10日前後には満開を迎えます。白壁の塀で四方を囲まれた境内は約三千坪と広く、山門をくぐると水仙の花畑の中を歩いて本堂に向かいますが、途中には身延山から贈られた見事なしだれ桜もあったり、全国有名桜の小桜等、樹齢50年から100年の桜が30本ほどあります。境内全体が桜色に染まる春には、雪の残る南アルプスの雄大な山容が屏風のように桜を引き立て、山の見え方によりその景色は日々変わり、何度行っても、毎年また行きたくなる桜名所です。
  
富士見観音堂のしだれ桜
JR中央線小淵沢駅の次は長野県信濃境駅。その信濃境駅から散歩気分で行ける所に一度は見ておきたい桜の名木「高森観音堂のしだれ桜」があります。駅前を右に進み、中央線の上にかかる橋を渡って20分ほど歩けば、「高森のしだれ桜」。そのすぐ上の脇道を少し入ったところに見えてくるのが茅葺屋根の高森観音堂です。その前庭にあるのが「高森観音堂のしだれ桜」。樹齢250年と推定される古木は古いお堂をバックにひときわ趣深い風情。周りにも何本かのしだれ桜があり、桜が満開の時にはまさしく一幅の絵のようです。時間があればすぐ上の高森の信号から東へ20分ほど歩くと境小学校の広い校庭沿いに桜並木があり、そこもお薦めです。富士見の桜は例年4月20日前後が見頃ですが今年は遅いかもしれません。春の半日、のんびり桜めぐりはいかがですか。 
 
新田の大糸桜
小淵沢の新田(しんでん)の大糸桜は樹齢400年以上と言われる有名な一本桜です。北に八ヶ岳、南に甲斐駒ヶ岳、どちらをバックにしても絵になるので、見頃の時には朝早くからカメラマンが並びます。
しかしこの数年樹勢が衰え、弱ってきていました。大胆な剪定をし、車は離れたところに停める、風を避けるためにネットを張る等保護に努めています。以前の姿を知っていると今はちょっと痛々しいですが、それでも精一杯美しい花を咲かせてくれています。

オーナーの☆☆☆(三つ星)話

ご好評いただいた「オーナーのとっておきの話」は前号で全てのペンションが一巡し、今号から新シリーズが始まります。その名も「オーナーの三つ星話」。ミシュランも驚く「素敵な(オイシイ?)」話をどうぞ!
喜び一入(ひとしお) ペンションライフ  ペンション わっ
もう26年もペンションを続けてきたのだ、とつくづく思うこの頃です。
定年退職を眼前に控え、これからどの様にしようかと時折家族と話し合っている時、定年退職してからペンションを始めたというオーナーの所でアルバイトをした経験をもつ息子が「ペンションの仕事をしては?」と勧められ、決心。ペンションの「ぺ」の字も知らなかった私には大変な決心だったのです。親しい先輩、同僚等は「本当にその仕事が出来るのか」と親身になって心配してくれた。開業当時は勤務していた会社の人々、お得意様の皆々様が、直ぐに来てくれて賑やかにしてくれた事に感謝でした。当初は食事の時間になってもご飯が炊き上がっていなかったり、シンクには食べ残った皿が山積み等々、赤面の至りだったのです。食事が終われば、若い人たちと一緒にトランプ、ウノや他のゲームをしようと誘う。時間が経つのを忘れ、夜中の2時頃になった事がしばしばでした。
庭の木々は、屋根の上まで伸び、山野草のカタクリは、2〜3株だったのが畳2帖位に広がる。フシグロセンノウも彼方此方に咲く。又1枚の大きな葉だけが10年も毎年出てくるが花は咲かない。どんな野草だろう・・・と思っていたら、或る年に見事に一輪咲いたのです。それは、なんと クマガイソウ でした。以後毎年2〜3株くらいづつ増え、20株位になって、見事に咲いてくれ、とても嬉しかったです。窓際までやって来てヒマワリの種を食べていたリスはお客様の人気者でしたが、今は住宅建設の為に木々が切られ、庭まで渡ってこれる枝が無くなってしまい、来てくれなくなってしまったのは残念です。
ご両親と一緒に来てくれた子供が、結婚して今度は自分の子供を連れて尋ねてきてくれる。再会の喜びは一入です。帰りにはいつまでも元気で続けて下さいね、と励ましの言葉。
うれしい!
生涯現役で頑張って仕事を続けていきたいと思っています。 

小淵沢産のお米で作った「黒米セッケン」

黒米・朝紫(あさむらさき)は、標高700〜800mの地形を活かして小淵沢町で生産されているお米です。古代米のひとつである黒米はアントシアニンを多く含むことから、ここ数年注目され学校給食にもとりいれられています。
 黒米せっけんは、この黒米の粉末とシルク(国産)の粉末を加えているもので110g。全身用としてお使いいただけます。泡だてネットを使用し洗顔用として愛用いただいている方が多くいらっしゃいます。せっけん自体にはほとんど匂いもなく、使用後にしっとり感と共に多少米ぬかの香りが残ります。
製法は環境に優しい自然志向の商品に仕上げるため、コールドプロセス製法を採用し、自然乾燥で1ヶ月を要し、自然、手作りにこだわっています、JA梨北へ出荷した黒米を使用しているので、産地や品質保証も明確です。素地や工程にこだわることで、黒米の持つ有効成分を残すことができます。自然の力が作るきめ細かく柔らかなムースのような泡と洗い上がりのしっとり感が魅力です。ご使用いただくことで心や自然が豊かになってほしいとの思いを込めて作りました。また八ヶ岳の自然黒米の持つパワーや農家の皆さんの思いも込めました。
 お米アレルギーがある方以外で肌あれが気になる方は、ぜひ一度お試しください。おみやげにもどうぞ。
110g 1890円 
32g   630円
※ギフト用もあります。
問い合わせ・あすりーど企画 090(9963)3776

大石学、入魂のピアノソロ!

大石学のライヴ・ピアノソロのCDアルバムを発売致しました。このCDはいつか大石学のアルバムを私のプロデュースで出したいと念願していたCDです。彼は多くのアルバムを出していますが、今回始めてのライヴ録音であります。スタジオ録音と違って、ライヴの臨場感溢れるプレイはとてもスリリングです。このCD制作に至る経緯ですが、ピアノトリオとして過去、ライヴを17回主催してきましたが、昨年の8月、ドラマーの盟友セシル・モンローが不慮の事故により突然亡くなりました。その為、ベーシスト米木康志とのデュオとなりましたが、今度は米木氏のやむをえぬ事情で参加できない事になり、結局、大石氏のソロ演奏となりましたが、彼の心の中には、ジョン・レノンの死、ニューヨーク9・11、東日本大震災3・11、そして友の死等への強い想いがあり、音に魂が入り込み大きな感動を呼ぶ、まさに入魂のピアノソロとなりました。その素晴らしい演奏をとらえたドキュメントは故セシル・モンローに捧げ、タイトルを「REQUIEM」としました。このアルバムは多くの人に聞いていただきたいと自信を持って大推薦します。そしてK2HD‐HQによる高音質プレスで大名盤です。2500円 
発売・月下草舎0551(36)4801

おいしいお店紹介

和蔵珈琲店
こだわりの珈琲、さらに甘味好きにはこたえられないメニューが揃っています。ぜんざい・みつ豆・みたらしだんご等々。特筆はサンドイッチセット。2種類のサンドイッチにスープ・フルーツヨーグルト、これだけでも満足なのに、ミニぜんざいかミニあんみつ、珈琲か紅茶までついて1000円。古民家風のインテリアも落ち着きます。
0551(32)2005


風音(ふうね)
東京の創作中華の店で短期間でしたが、シェフが修業して来ました。そのお店で会得したティストをメニューに活かして行こうと計画しています。又定番メニューの他に週替わりメニューも考案中です。
お客様に喜んで頂けるよう明るく楽しく元気に頑張っています。皆様のご来店を心よりお待ちしています。
 0551(38)1230

イベント紹介

桃の里ウォーク 4月15日(日) 参加費1,200円(お弁当・保険込み)
月下草舎ライブ
4月22日(日) バロック・コンサート。朝倉未来良(フラウス・トラベルソ)木村夫妻(ヴァージナル)
 お問い合わせ:P.月下草舎 0551-36-4801
おつきゆきえ朗読会 
 5月12日(土) 19:30開演 宮沢賢治朗読会 P.たん歩歩
 5月13日(日) 10:30開演 大人のための絵本の会 P.風路

編集後記

いよいよ春ですね!今冬は雪こそ少なかったですがその分冷え込みが厳しかったです。早朝の気温マイナス12.5℃なんて日も。カチカチに凍っていた地面も緩んできて草花の新芽があちこちから。外を歩くと春の香り。ワクワクする気持ちとは裏腹に寂しさも感じているのは私だけでしょうか?(フィー)

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