No.63 2013 春

待ちわびた春がやってきました。まわりの山々や野原が一日、一日優しい黄緑色に変わっていき、気持ちもウキウキしてきます。
八ヶ岳界隈は標高の低いところから、桜や花前線が登ってきて、4月上旬から5月まで桜の花見、その後もヤマナシ・ズミ・ツツジ等の可憐な花々が楽しめます、散歩の気分でゆっくり歩ける楽しいコースを紹介します。

待ちわびた、桃の里ウォーク

寒さ厳しく、雪の多かった今年の冬。それだけに待ちこがれた春です。そんな春の一日をご一緒しませんか?
丘の上の桃源郷は、一斉に春を迎え、道ばたに咲く青や黄色(菜の花・水仙)の可憐な花々も、木々を彩る白やピンク(スモモ・桃・桜)の華麗な花達も私たちを待っているはず。林の中にひっそり咲く春蘭は今年も咲いているかしら? 四方に見える残雪の山々は、こんな素敵な春を引き立てる屏風のよう。
何度も歩いた方も、初めてのかたも、心に残る春を見つけられることでしょう。桃畑でいただくお花見弁当もお楽しみに。
 

桜のアーチ、真原の桜並木

十数年前に初めて見に行ったときには「まだ若い」と思った記憶があります。今は立派に成長し満開時には見事な桜のトンネルに! まだ雪を被った甲斐駒ヶ岳や八ヶ岳をバックにすれば、ついカメラを向けたくなってしまうと思います。全長750mの並木は、満開時には両脇に地元の野菜や食べ物を売る出店も並んで賑わいます。桜の下の草原でお弁当を広げる家族連れやグループもたくさん。往復ゆっくり歩くのも楽しいし、上の見晴らしのいい道路まで登ってぐるりと回るコースもあります。桜並木の始点には、知る人ぞ知るおしゃれなギャラリー&レストラン「かたかご」があり、そこでランチや甘味を頂くのもお薦めです。
 

最古の神代桜とカタクリの花

武川町の樹齢2千年といわれるエドヒガンザクラ、山高神代桜は実相寺境内にあって国の天然記念物に指定されています。同じ境内には樹齢五百年、千年の桜の木が30本ほどあります。山高神代桜と比べるととても若い桜の木も、訪れるたび大きく成長して、毎年4月10日前後に満開を迎える実相寺境内は見事な桜園となって、多くの見物客に感動を与えています。
 桜名所から歩いて15分から20分程の所、林道の斜面にカタクリの群生地があります。人知れず咲いていたカタクリの花も近隣の住人に見守られ、年々その株を増し、今では知る人ぞ知るカタクリの名所になっています。一度訪ねてみてはいかが
 

八ヶ岳にそびえるヤマナシの木、まきば公園

八ヶ岳横断道路を清里へ向かう途中、八ヶ岳や南アルプスの大パノラマが広がる県立八ヶ岳牧場やまきば公園の広大な牧草地の中を歩くコース、それが“ヤマナシの木を巡るコース“です。
 その牧場の中を八ヶ岳へと向かって真っすぐに伸びる道が通称“ヤマナシロード”。
広大な牧草地内にこんもりと樹形の良い木々が凛とした清々しい姿で立っています。これがこの辺りで言う所の”ヤマナシの木“です。
ヤマナシの木は清里のシンボルツリーとも言われていて5月中旬から6月初旬にかけて可愛らしい沢山の白い花をつけます。
 雄大な八ヶ岳を背景に青々とした広大な牧草地の中に立つ白い沢山の花をつけた木々、牧草地をわたってくる心地良い春の風・・。考えただけでも気持ちが良くなりますね♪ 春のひと時、実に清々しい気持ちにさせてくれるフットパス、是非歩いてみて下さい。
 

かくれた桜の名所、谷戸城址と古代遺跡

小淵沢から車で約10分。大泉町にある武田氏の祖「甲斐源氏」のふるさと谷戸城趾は毎年4月中旬に約300本のソメイヨシノやヤエザクラが咲き誇ります。外苑を回る遊歩道があり、木々の間から見る八ヶ岳や富士山、甲斐駒ヶ岳のパノラマは素晴らしい。ふるさと公園の遊歩道、縄文時代の金生遺跡や、谷桜酒蔵等を巡って歩くフットパスコースも楽しいです。古民家カフェ「徒然草」も要チェック!
 

一緒に歩きましょう、2013年ポレポレウォーク

小淵沢ペンション振興会ポレポレクラブのウォーク、今年も春と秋の2回行います。春は4月14日(日)。この紙面でも取り上げた恒例「桃の里ウォーク」、毎年私たちも楽しみにしているコース。ぜひご一緒に歩きましょう。お弁当付で1200円。詳細は各ペンションにお尋ねください。
秋は10月27日(日)を予定しています。こちらも、ここで紹介している谷戸城址から金生遺跡を巡るフットパスコースをご案内する予定です。秋の里山風景の中に、甲斐源氏の戦国時代、5千年前の縄文時代等、時空を超えた旅が広がる魅力溢れるコースです。
冬のスノーシューも開催したいと思っています。詳細は冬号でお知らせします。
 

八ヶ岳高原から発信するコンサートは二百回を超えました。その中には素晴らしい内容で聴衆に感動を与えた多くの音楽家がいます。ジャズピアニスト大石学氏もその一人です。彼が我がペンションで演奏し始めたのが1993年。以後、毎年進化している音楽を聴かせてくれています。私は以前からジャズのアルバムを作りたいという願望を持っていました。第一作目は大石学トリオを出すと決め、チャンスを伺う中で最愛のドラマーの突然の死。トリオ録音は頓挫。急遽、2011年11月に追悼ライブを行う事になりました。この時の大石氏の演奏はピアニシモから始まり、静かに聴衆に深い感動を与え、彼の心象風景が見えてくる音空間に酔う一夜となり、「REQUIEM」としてCD化しました。反響はジャズ雑誌上で高い評価を得ました。800枚プレスし、すぐ完売、幻の名盤に!それでもCDの無い状態で2012年11月、CD発売記念ライブを行いました。この時の大石氏の充実した演奏も、同時多発テロ9・11、東日本大震災、そして亡き友へ、それらの想いは、聴衆と演奏者との心の交感をレクイエムとして共有する詩的世界を形成しました。そして奇跡の夜は「Live at GEKKASOSHA」として限定300部製作しました。これも傑作です。1500円。月下草舎にて販売中。

春が来た、野鳥が来た

今年の冬は例年に無く、寒く降雪の多い冬でした。しかしその長かった冬でも野鳥たちは春の訪れが来ることを知っていて、秋に日本に渡ってきた冬鳥達はいそいそと北の大地へと向かって行きます。「まだ寒いのでもう少し日本で越冬していたら」なんて声をかけても、カレンダー通りに旅に出ます。その理由は次の世代へ命の繋がりという大事な生活が待っているからです。オス達はメスにモテたいために、綺麗な羽根に衣替えします。勿論、日本に留まるシジュウカラ・コゲラ・アカゲラ・ヤマガラ等の留鳥も営巣の準備に入ります。冬鳥と入れ替わるようにオオルリ・キビタキ・クロツグミ等の夏鳥が飛来してくるのもこの時期です

カヤック、自転車

花のたよりが届き、春の気配を感じたらやっぱり外へ!
「中の外遊び」では「桜桃子ツアー」というサイクリングを開催。名前の通り、桜の名所や桃畑を駆け抜けます。その他にも、体力や時間に合わせた多くのコースあり。
090(2771)8753

新登場「ミニベロ」!小さな自転車のことだそうです。「八ヶ岳遊びより」による、「散歩するようにゆったりと走って、町とは違う空気・自然の息吹を感じながらの高原の半日小旅行」。そして人気急上昇なのが湖でのカヤック!5月の連休にはお手軽なカヌーピクニックも開催。とっても楽しくてお薦めです。
090(1801)4012

心のチェリスト、「ヴラダン・コチ」コンサート

何時も素晴らしい演奏を聴かせてくれる「祈りのチェリスト」ヴラダン・コチさんのコンサートが今年も開催されます。
東日本大震災後に東北各地の被災地で行ったコンサート、どこも「涙・涙」だったそうです。その直前の八ヶ岳でのコンサートも本当に心に沁みる演奏でした。5月6日(月)、小淵沢のアルソア森羅ホールです。お問い合わせは「風路」又は「あるびおん」へ。

オーナーの☆☆☆(三つ星)話

ペンションオーナーが綴る、ミシュランガイドに載せたい「素敵な(オイシイ?)」話をどうぞ!
楽しい、楽しい!ペンションライフ  ペンション フィールド
ペンション経営9年目、オープン当時4ヶ月だった長女は8歳になり、4歳の長男、4ヶ月の次男と家族も増えました。2〜3年はドタバタでしたが今では楽しいペンションライフを送っております。皆様とは正反対、ゴールデンウィーク・連休日・夏休み・年末年始の繁忙期以外はたくさん自由になる時間があるんです。そこで今回はそんな自由気ままなペンションライフを紹介しちゃいます。
夏のトップシーズンはどこへも出れず子供達も海などに連れて行ってあげられません。その代わりにオフシーズンに遅い夏休みをとって暖かい南国(グアム・サイパンなど)に遊びに行っています。宿泊プランにバーベキュープランがある様に家族揃ってBBQ好き。真冬以外は庭で美味しくBBQを楽しんでいます。その他やりたいと思ったことはなるべくやる様にしています。毎週火曜日は八ヶ岳を望みながらのテニス。冬はスキー場でアルバイトしながら空いた時間に沢山滑っています。小淵沢には沢山の乗馬クラブがあり、たまに乗馬レッスンなんかも受けています。そして最近、剣道も復活しました。なんと15年以上ぶりなんです。長男がやりたいと言い出したのをきっかけに道場の門を叩きました。妻も負けじとウクレレ・ジャズダンズ・テニス。こんな感じで楽しい楽しいペンションライフです。皆さんもペンションオーナーなんていかがでしょうか?
 

月下草舎ライブ

バロック・コンサート
 デュオ・リュタン
木村夫美(ヴァージナル)朝倉未来良(フラウト・トラベルソ)
4月14日(日) 開演14時。2000円。P.月下草舎 0551-36-4801

おつきゆきえさん

宮沢賢治朗読会   5月11日(土) 19時30分 P・たんぽぽ
大人のための絵本の会 12日(日) 10時30分 P・風路
各回1500円(お茶付)

編集後記

雪がとても多かった2月も終わり、無くなりかけた雪の下からは福寿草の芽が顔を出しています。雪掻きに追われ、2月がとても長く感じた分、春の訪れを感じさせてくれるこの小さな出来事が嬉しく思えるこの頃です。小さな春を探すのが楽しい季節です。(菊)

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