No.79  2017 春
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地域の宝 春の神楽舞

八ケ岳南麓(北杜市)では、あちこちの神社で春のお祭りが開催されます。そしてそのときにお神楽を奉納するところがびっくりする位多いのです。どこも少子化で人口減という問題を抱えていると察しますが、地域の伝統を伝えていこうとがんばっているようです。私たちも武川町の幸燈神社、駒ケ岳神社、などで実際の神楽舞を見る幸運に恵まれたことがあります。地域の人々の熱意を感じる素晴らしい舞でした。きっとみなさん、仕事の傍ら、時間をやりくりして練習しているのだろうな~と思ったものです。今回紹介するのは甲斐駒ケ岳の麓の二つの神社の例大祭。共に駒ケ岳神社で、一つは「竹宇」もう一つは「横手」。竹宇駒ケ岳神社は今年は4月16日。横手駒ヶ岳神社は毎年4月20日です。
お祭りには今でも数は減っても屋台が出て午後には小学校も家庭訪問休みになるので子供たちが大勢集まってきます。
お神楽は10時スタートで午前の部は12時過ぎまで、午後の部は1時過ぎから3時半頃まで。
この神社のお神楽は「男舞い」と言われて所作が荒々しい勇壮な舞ですが、農耕にまつわる舞や男女の交情を描いたしっとりとした舞もあるそうです。特に出雲神話のヤマタノオロチの大蛇退治や天の岩戸にまつわる舞など非常に面白い舞があります。
その他、長坂町の諏訪神社、建岡神社、開拓神社、高根町の熱那神社、など神楽舞を大事に継承している神社がたくさんあります。もしも機会があれば、見に行ってみてはいかがでしょうか?
ちなみに小淵沢では駅から徒歩10分の北野神社で、秋のお祭りの時に神楽舞が奉納されます。以前、見に行った時には、訪れる人々誰にでも、樽酒やおでんがふるまわれていました。それを頂きながら、大和神楽を見物、とても楽しい時間を過ごすことができました♪
第4面でお知らせしている、新府桃の里ウォークのオプションで行く予定にしている新府城址。
その階段を上ったところにある「藤武神社」でも神楽舞の奉納があります。今年はウォークの次の週、4月16日。この祭典は「お新府さん」と呼ばれ、古くから親しまれているそうです。出店も多く並び、賑やかです。ハイライトは神輿が249段の石段を一気に駆け上がるとか!
(写真は横手駒ヶ岳神社の神楽舞)

八ヶ岳周辺お花見情報

冬がそろそろ去って、庭にはフキノトウやフクジュソウが顔を出す季節となりました。桜の開花ももう間もなく。ここ八ヶ岳周辺では桜前線が下から上へと登ってきます。有名な桜の例年のおおよその開花時期を紹介します。
武川の神代桜
 (開花情報)(Googlマップ)
まず最初は武川町の神代桜。樹齢2000年と言われています。一時期樹勢が衰えて心配しましたが、養生の甲斐あって、毎年見事な花を咲かせています。まわりの桜も育って4月の始めには花の寺といった光景になり、多くの人が訪れます。

わに塚の桜
(開花情報)(Googlマップ)
お隣の韮崎市の一本桜。樹形が素らしく、八ヶ岳を遠景に入れたこの桜の写真を撮ろうと、早朝からカメラマンが列を成します。(4月上旬)

真原の桜並木
(開花情報)(Googlマップ)
武川の神大桜から少し遅れて、その上の真原の桜並木が咲きだします。750mもの桜のトンネルは見事です。チューリップや雪をかぶった甲斐駒ヶ岳と一緒に写真に納める人も多いです。(4月上・中旬)

清春芸術村
(開花情報)(Googlマップ)
大正14年、清春小学校の校舎落成記念に児童たちにより、植樹されたそうです。今は廃校となり、芸術村となっています。その中央にある「ラ・リュージュ」は特徴ある十六角形の形。甲斐駒ケ岳とこの建物、そしてソメイヨシノの桜並木は、い一幅の絵のようです。

神田の大イトザクラ
(開花情報)(Googlマップ)
JR中央線の、長坂駅‐小淵沢駅間に乗る時、小淵沢駅からだと、出発してすぐに、八ケ岳側に見えてくるのがオオイトザクラ。一時樹勢が衰え、バッサリと枝が切られ以前の樹形とはかなり違ってしまいました。それでも、思いの他がんばって咲いていて、応援したくなります。今はまわりに植えた風よけの常緑樹がかなり大きくなってきました。また近くにはこの大イトザクラの子どもたちが成長し、その界隈をピンクに彩っています。

富士見町の古木桜
(WebSite)(Googlマップ)
小淵沢のお隣、長野県富士見町には古木桜が多く残っています。信濃境駅から脇の跨線橋を渡り、八ヶ岳方面に登っていくと高森観音堂。その風情ある建物と古木桜が絵になると、毎年訪れるファンも多いそうです。この周辺に、何本かある古木桜を訪ねて歩くウォーキングコースもあります。

オーナーの跳んでるおとぎ話

ほんち

★あるびおんWebSite
男三人兄弟の末っ子で小学生低学年の私は兄貴二人の後に付いて、色々な遊びを覚えた。中でも心に残った遊びが「ほんち」だ。当時は通学路で正木の垣根を使うお家が多かった。その正木の木に住み着いているのが「ほんち」だ。大きな剣のような前足を持ったネコハエトリというハエトリグモのオスで、テリトリー意識が強く他のオスが近づくと直ぐに喧嘩を始める。その習性を使った遊びが「ほんち」だ。駄菓子屋さんではほんち箱と称してマッチ箱大の小さく仕切られた箱を売っていた。そのほんち箱に、自慢の強そうな「ほんち」を飼っていた。
そのほんちをマッチ箱のリンクで戦わせ、勝敗を付けるのだ。小さな黒くつやのある姿と大きなケンを振りかざす勇敢な「ほんち」の姿を自分に投影し、まるで自分が戦っている気持ちにさせてくれる。男の子にとっては強い「ほんち」は ヒーローなのである。
遊びとして全国の子供たちが同じように遊んでいたと思っていた私は、全国各地からいらっしゃるお客様に「ほんち」の話題を話すと、ぽか~んとした顔。なんと横浜出身のお客様しか知らないのには驚きました。
調べると横浜市、川崎市一帯の一部地域で、1924年頃から1960年頃までの子供たちの熱狂的な遊びであることが解った。正木の垣根が消滅すると共にこの「ほんち」も消滅したので有る。
しかし 、「横浜ホンチ保存会」という団体が、毎年5月に大会を開いているという情報を得ることができた。「ほんち」はまだ続いていた。

ベーゴマとカブト虫

★月下草舎WebSite
幼少期の記憶が薄れる年齢に達した所での今回の宿題、何に熱中して遊んでいたか?脳みそを捏ね繰り回し記憶の糸を引っ張りだすと、ベーゴマは良くやりました。小さな味噌樽に柔道着の様な丈夫な生地を張り、そこに叩きつける様に投げ、他のべ―ゴマを床からはじき出し、一番長く廻り続けた者が勝者。相手のベーゴマを沢山獲得した時は子供ながらに優越感に浸っていた記憶があります。勝つ秘訣は八角形の上部をヤスリで角を鋭角に削り、相手の下側に入り、はじき出し易くする事でした。その他は夏はカブト虫を捕まえて、糸巻きを車輪に見立ててリヤカーだと言って引っ張らせて喜んでいる純真無垢な少年でした。

だるまさんがころんだ

★わっ!!WebSite
子どもの頃の遊びなんて、もう何十年前のことでしょうか。あの頃は近所の子供たちみんなで学年を問わず遊んでいました。外では「だるまさんがころんだ」や川では小魚とり、縄跳び、まりつき、家の中ではカルミン(ゲーム遊び)などです。何年か前に田舎に帰った時偶然当時のガキ大将に逢い、何十年も経っているのにお互いにわかり、とても懐かしかったです。

★ボタンダウンWebSite
子供の頃周りにため池がたくさんあり、池でよく魚釣りをしていました。餌には炒ったぬかと小麦粉を練ったものだったように思います。主にフナや鯉などが釣れていましたが、たまにライギョなどが釣れるとびっくりしていました。近頃では池で釣りをする子供は見かけなくなりましたね。

★風路WebSite
近所の子供たちが集まって熱中した遊びはメンコ。メンコは砂場で他のメンコをイカス(裏返す)と自分のものにできる遊び。いかされないように厚紙をメンコに張ったり、その間に粘土やアルミチューブを入れて重くしたりしていました。あとはビー玉かな。(周)
何気なくパソコンで昔の遊びを見ていたら、なんと「リリアン」が出てきました!なつかし~ 紐を編んで行く遊びというか手芸です。石けりやゴム跳び、まりつきは全国共通だったかな?(転校を何度もしていたので)お手玉って「おーさらい」と最初に言っていたような・・・(和)

★コテージ泉園WebSite
竹バット使用の三角ベース。ししぎ(素手での魚とり)、釣り等です。

★フィールドWebSite
おそらく今の子どもたちはやってないであろう「カン蹴り」。鬼が立てた空き缶を守り、その周りで見つからないように隠れます。鬼に見つかると名前を呼ばれ、カンの上部を足で抑えると鬼につかまります。その前にカンを蹴って倒すと、つかまっていた全員が逃げることができます。
全員がつかまるまで続けます。チームプレイで1人がおとりになって鬼をカンから遠ざけ、その隙にもう一人が走りこんでカンを蹴り倒すんです。楽しかったな~。
逆に鬼の時はかなり悔しい。今はペットボトルばかりだし、子供たちが安心して遊べる場所も少ないのだろうな~。

ポレポレウォークのお誘い 桃の里ウォーク

今年も恒例桃の里ウォークを4月16日(日)に行います。昨年は真田丸にちなんで、ゆかりの新府城祉をゆっくりと見学しましたが、今年は日野春駅からのんびりと歩きます。
野の花やスモモの真っ白な花も楽しみです。お花見弁当も用意します。ぜひ一緒に歩きましょう♪
・参加費1200円(お弁当・保険料込み)詳細は各ペンションへ。

郁夫のシネマコラム

SMOKE(スモーク)

以前、月下草舎ライブでジャズヴォーカリスト故六角幸夫氏がステージの前振りでこの映画「スモーク」の話を始め、素晴らしい映画であると激賞していました。
私もその話をきいて見に行きました。ニューヨークの下町ブルックリンにある煙草屋を舞台にした群像ドラマであります。内容はドラマチックな展開が有るわけも無く、色濃い人間関係を描く事もない。ポイントは生き詰まった作家ポールと命を助けてくれた黒人少年の関係を軸として、煙草屋に出入りしている人間模様を絶妙な距離間でもって描かれています。煙草屋主人オーギー・レンは同じ場所、定点にカメラを設置し4000枚以上写真に収めるカメラ趣味人でもあります。この事実もこのストーリーの伏線となっています。日本にもファンが多いアメリカの作家ポール・オースター自身脚本を書き心内を投影されていて、自身の短編「オーギー・レンのクリスマス・ストーリー」を基にしています。煙草屋主人オーギー・レン役は名優ハービー・カイテルです。テオ・アンゲロプロスの大傑作「ユリシーズの瞳」での素晴らしい演技力を記憶しています。作家ポール役、ウイリアム・ハートは「蜘蛛女のキス」でのホモセクスチュアル役の名演。この映画はあれこれ説明する前に絶対に見てほしい名作です。監督はウェイン・ワンです。そしてラストに流れるしゃがれ声の歌、私の大好きな酔いどれ詩人トム・ウエイツであります。曲名「Innocent When You Dream」是非聴いてみてください。痺れます。

七賢蔵開き

3月4日(土)~3月12日(日)
各種試飲(1000円)ができる他、特設テント内で甘酒・おでん等(有料)もあります。この時期にしか買えない「蔵出し」という新酒が好評です。
山梨銘醸「WebSite」TEL0551-35-2236

月下草舎ライヴ情報

WebSite
●岩間龍山(尺八)&小林真人(ピアノ)
3月17日(金)開演19時チャージ2500円(前売り2000円)
●井上信平(フルート)&その仲間達 4月22日(土)開演19時、チャージ 1000円
●バロック・コンサート
デユオ・リュタン(朝倉未来良フラウトトラベルソ、木村夫美チェンバロ)5月21日(日)開演14時、チャージ2500円
●中島明子トリオ「eidos」
中島明子(ピアノ)安田幸司(ベース)長谷川ガク(ドラムス)
5月27日(土)チャージ3000円

編集後記

あの大震災と原発の苛酷事故から6年がたちます。あの年は桃の里ウォークも中止としたことを覚えています。花々の咲くこの季節でもまだま復興とか収束には程遠い中で、不安を抱えている方々のことを思わずにはいられません。あたたかな国でありたい、あってほしいと願います。(風)

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