武田信玄の軍用道路であった棒道は今でも小淵沢と甲斐小泉間に当時をしのぶことが出来る。
八ヶ岳高原ラインの料金所近くにある古い火の見やぐらの所から甲斐小泉に向かう。右手にゴルフ場を見ながら広い防火帯を真っ直ぐに進む。7~8分で小さな橋があるが壊れているので注意が必要。橋を渡ると本来の棒道になりしばらく歩くと左に十六番観音がある。この道は夏は草木が生い茂り見通しが悪いが、冬は木々の間から甲斐駒ケ岳や鳳凰三山そして北岳などを見ることが出来て嬉しい。
それに冬の醍醐味は何といってもカラマツや雑木林の落ち葉をカサカサと音を立てて歩くことだ。小鳥のさえずりを聞きながらほとんど真っ直ぐな道を進む。橋から10分程で道幅が広がり右手はゴルフ場からサントリーエイジングセンターに変わる。左手はカラマツ林だ。この辺りは苔むした石がたくさんあり中程には十番観音が立っていて休憩に良い場所だ。時には外乗の馬に出会うこともある。
防火帯はこの先で90度に曲がっているが棒道は標識に沿って右の細い道を入る。
ここからは熊笹がしげり観音も数多く、趣が異なる。2~3分もすると右手に別荘地が見えてくる。時間のない方はここから舗装道路を道なりに10観音様分ほど下ると「えほん村」の横に出る。
ここから更に小泉方面に向かう。道は二度ほど鋭角に折れ、わずかに上下する道を進むと女取湧水から流れ出た小川に出る。この小川は三分一湧水にそそいでいる。この橋の周囲は厳寒期には氷結が出来てそれは美しい。ただし早朝でないとめったに見ることが出来ない。この川を渡るともう長坂町である。いくつか観音を見ながら歩くと数分で別荘地に出る。棒道橋を渡ると道は舗装になり程なく小荒間の集落に出る。左手にテニスコートが見える四つ角を直進すると小泉駅方面に。帰りは小海線を利用すれば時間の短縮になる。先程の四つ角を右に折れて最初の角をさらに右に曲がると小淵沢に戻る。この道は車もほとんどなく南アルプスや富士山を望むことが出来る。10時頃出発すればお昼には戻ってくることが出来るので冬の暖かい日に歩いてみよう。



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