No.87  2019 春
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花と縄文

八ヶ岳周辺には多くの縄文遺跡があります。昨年、山梨県と長野県14市町村にまたがって日本遺産に認定されたこともあり、今多くの人に注目されています。日照時間が長く、山々に囲まれていながら空が広いこのあたりは5000年以上前から住みやすいところだったようです。花々を愛でながら縄文の人々に思いを馳せてみませんか?
 
井戸尻遺跡と高森の桜

小淵沢のお隣、長野県富士見町の井戸尻遺跡は日本を代表する縄文時代の遺跡です。資料館の中の展示も素晴らしく、見応えがあります。復元された竪穴式住居を中心とした遺跡公園には水車や田んぼ、ハス池などがあります。夏には見事な古代ハスも咲いて、訪れる人の目を楽しませてくれます。この公園周辺には春になると様々な花が咲きますが、ちょっと足を延ばせば、高森観音堂のしだれ桜等、有名な古木桜も点在しているので、人気のウォーキングコースとなっています。

金生遺跡と谷戸城址の桜関の一本桜

大泉町にある金生遺跡からの八ヶ岳や甲斐駒の眺めは素晴らしい。特に冬至の日には甲斐駒の頂上に夕日が沈むので「ダイヤモンド甲斐駒」と呼ばれています。縄文後期の遺跡で、祭祀などを行っていたと思われます。近くの谷戸城址は桜の名所でもあります。隣接した考古資料館では古代から中世までのこの地域の歴史を学ぶことができます。土器や土偶も必見です!

梅の木遺跡の道

昨年オープンしたばかりの梅野木遺跡は北杜市明野町にあります。ここも南アルプスの眺めが素晴らしい。ここで縄文時代中期の「竪穴住居などの環状集落」と「水辺の作業場」、そして「道」が見つかったとのこと。この「道」が見つかったのはとても稀で奇跡的なことだそうです。ほとんどの場合は田畑となったりしてわからなくなってしまうらしいです。入場は無料で自由に見て歩けるそうなので、一度ぜひ縄文の道を辿ってみたいと思います。近くのハイジの村では春はチューリップが見ごろです。

尖石遺跡と竜神池

茅野市の尖石縄文考古館には有名な2体の国宝「土偶」(縄文のビーナスと仮面の女神)が展示されています。これはぜひ実際に見て頂きたい。近くの竜神池は緑が美しく散策にはお勧めの場所、山野草や桜、花桃の咲くところもあり、さらに縄文の湯という温泉もあります!

オーナーの跳んでるおとぎ話

今年は雪が少なく、生活は比較的楽だったような気がします。それでも春の訪れは心弾みます。この冬の楽しみだったり、うれしい発見だったり、オーナーの小さな感動やお勧めを紹介します。

白州町・武川町の【長芋】

★時計館WebSite
この地の隠れたおススメ特産品。1メートルにもなる、ながーい長芋、自然薯とはちがいます。
北杜市は八ヶ岳の領域と南アルプスの領域に2分されます。八ヶ岳の地域は火山の地質、南アの地域は花崗岩の地質です。釜無川の南北で全く違う地質に分かれます。八ヶ岳側はごつごつ、南ア側は花崗岩が小さく削られ砂地。砂地質の柔らかな地質の最適な野菜が「長芋」。長芋は下にながーく伸びるので柔らかい地質を好む。南アの麓の白州・武川の農家の人々はそこに目を付け長芋を熱心に育てています。
この地の名品です。
私の食べ方はシンプルです。
・大胆に千切りにしレモン汁をあえ少し醤油をかけおかかをまぶしサラダで食べる。・何といっても「とろろ」でしょう。ご飯にかけるもよし、山掛けにするもよし。
長芋はまた炒める、揚げる、茹でる、蒸す、何にしても美味しく滋養強壮、栄養価満点。この地にお越しの時は安くて美味しい長芋を手に入れ工夫して食べて戴きたい。
白州町の道の駅で購入できます。

画文集「森と生きる」

★あるびおんWebSite
水彩画家・片田好美さんの画文集『森と生きる』がおすすめです。製作は精興社だけに書体にこだわり、色にこだわり、丁寧に作られた本です。
文章は片田好美さんのユーモアが垣間見られ思わずクスッと笑みがこぼれてしまったり、森の中に引き込まれしまったり読みやすい書体も嬉しいです。絵は言うまでもなく鳥のさえずりや風の音まで聞こえてきそうな作品が24点収められています。蓼科の1400mの地に住み、日々自然の移り変わりを愛で、野鳥や植物を友として森に住むからこその画文集です。
八ヶ岳美術館、今井書店(茅野、富士見)、諏訪のセラ真澄で販売中ですが、あるびおんにもサイン本が置いてあります。ご希望の方には販売しております。

クイーン

★風路WebSite
先日、「ボヘミアン ラプソディー」という映画を観たときに劇場で購入したクィーンのサウンドトラック版を外出の度に車の中でかけて聞きながら走るのが、今一番の楽しみです。聞いていると映画のワンシーン、ワンシーンが目に浮かんできます。とくにラストシーンの大会場でのライブシーンは圧巻で、なにも知らなかった私でも胸が躍りだすような躍動感に包まれました。「魂の深いところからの叫びのような言葉とメロディだね、歌詞わからないけど・・・」とは和子の感想?

人気の北杜市

★わっ!!WebSite
きびしい冬があるから、春が待ち
遠しいんでしょうね。でもこの冬は雪が少なく、除雪も一度位でしたので大助かりでしたが、後々の水不足が少々心配です・・・・。
うちの前の土地も三区画売り出され一区画は家が建ちもう住まわれています。なんでも北杜市は人気の移住地だそうで、ますます人口が増えて、にぎやかになることでしょう。

イヌノフグリ

★月下草舎WebSite
 早春、地に這う様に、真っ先に咲かせる実に可憐な瑠璃色の花。が何故この花が犬のタマタマと名付けられたか。近所にいるワンちゃんにご機嫌伺いがてら拝見させていただいた。ワンちゃんには、なんだこの変態爺という眼つきで了承頂く。が直径五ミリ程の花と見比べても似ている所は無い。改めて植物図鑑で調べまして、答え、花を咲き終え果実をつけ、その形が、短毛を密生した丸い球を二個並べた姿が似ていると。納得!
それにしてもこの小さな花の、更に小さい種子に「イヌノフグリ」と命名した人は大変人と同時に感動感心しました。春告草と呼ばれ、俳句では春の季語です。
いぬふぐり
 星のまたたく
  如くなり 
       高浜虚子

ホットもやしソース

★フィールドWebSite
おすすめというか最近自分でよく使ってます。とんこつラーメンで有名な一風堂のオリジナル「ホットもやしソース」。お店では軽く茹でたもやしに合えたものを並べてあります。これも美味しいのですが他にも鍋に入れたり野菜炒めにかけたり焼肉につけたり お豆腐にかけても・・・・となんでも美味しくなるんです。最初からかけなくて鍋なんか途中で味変して2度美味しく・・・あっ、辛いの苦手な方にはおすすめ出来ませんけど・・・

郁夫のシネマコラム

ミッシェ・ルグランの映画祭

ミッシェ・ルグラン昨年冬と今年に入って、偉大な音楽家二人が亡くなりました。「帰り来ぬ青春」ラ・ボエーム」で有名なシャンソンの大御所歌手シャルル・アズナブール。そして、記憶に残る多くの名曲を作曲、また、ジャズミュージシャンとして、マイルス・デイヴィスとの共演したアルバム等製作したりしたフランスが産んだ作曲家ミッシェ・ルグラン。八十七歳でした。今回は彼の映画音楽家として述べたいと思います。
まず皆様が一番に思い出すのが、ジャック・ドゥミ監督の「シェルブール雨傘」だと思います。この映画の凄い所は、会話もすべて音楽に乗せたミュージカル映画で初めての試みでした。全編流れる音楽の素晴らしさは周知の事実です。カトリーヌ・ドヌーブの可愛いさが際立ったこの映画の切ないストーリー、雪の降るガソリンスタンドで再会するラストシーンは哀愁溢れる音楽と共に忘れられない感動に包まれました。因みに、故人となった永六輔、中村八大は、先にやられたと悔しがったとか。この映画の成功により同じ監督、M・ルグランでC・ドヌーブと姉であるフランソワーズ・ドルレアック共演で「ロシュフォールの恋人たち」を製作。この映画の魅力は、ジョージ・チャキリス、ジーン・ケリー、ダニエル・ダリュなど豪華なミュージカル俳優の饗宴で夢を与えてくれました。
華麗なる賭け」。ステイーヴ・マックイーン、フェイ・ダナウェイ共演の映画で、ここでのサウンドトラック「ウインドミル・オブ・ユアー・マインド」も実に映画と共に、素晴らしくスタイリッシュな曲で、一度聴いたら忘れられません。それと主役の二人のキスシーンの濃厚な事、しっかりと記憶されています。
おもいでの夏」。この1971年封切りの映画ですが、この青春映画は性に目覚めた若者の微妙な心理の揺れ動く恋心を描いた切なくも儚いひと夏の思い出を懐古するという記憶に残る映画です。海岸近くに建てられた家に住む若夫婦主人が朝鮮戦争に駆り出され、死亡通知を受け取った美しい奥さんに寄り添いながら、主人公の青年の一途で純粋な恋心の想いを描き出しています。霞かかった映像に聞こえてくる名曲「サマー・ノウズ」、この曲も多くのジャズメンも取り上げる記憶に残る名曲です。
幸せの彼方に」の「ホヮット・アー・ユー・ドウイング・ザ・レスト・オブ・ユアー・ライフ」これもフランク・シナトラ等歌われている名曲でビル・エバンスも演奏しています。それ以外、ロックビートに乗せて踊るアンナ・カリーナのジャン・リュック・ゴダールの「女と男のいる歩道」等、多数の映画音楽を作曲しています。
今のフランスはGilets Jaunes(黄色いベスト運動)に揺れています。この状況にあって、二人の偉大な音楽家を失った喪失感は大きいと思われます。


北杜市観光協会小淵沢支部
https://kobuchisawa.com/

月下草舎ライヴ情報

●井上新平Jazz・Flutes・Ensemble
 井上新平(フルート)神村晃司(P)吉岡大典(BS)井上尚彦(DR)&門下生。
 日時:4月20日(土) 開演:19時 チャージ1000円

●バロック・コンサート№28 デユオ・リュタン
 朝倉未来良(フラウト・トラヴェルソ) 木村夫美(チェンバロ)
 日時:5月19日(日)開演:14時 チャージ:2500円

●eidos中島明子ピアノトリオ
 スペシャルゲスト堤智恵子(SAX)
 中島明子(P・VO)安田幸司(BS)長谷川ガク(DS)
 日時:6月8日(土)開演:19時 チャージ:3500円

●中本マリ・ジャズボーカル・ライフ五十周年記念ライヴ・コンサート
 中本マリ(VOCAL) 大口純一郎(P)米木康志(BS)
 日時:7月13日(土)開演:19時 チャージ:5000円

北杜・酒グルグル

6月22日(土)/23日(日
昨年9月に初開催した。「北杜・酒グルグル」は今年は6月に行われます。地域の豊かな食やお酒をバスで結び、自由にルートを考えて地域を巡るイベントです。市内にはウイスキー・地ビール・日本酒・焼酎・ワインと揃っています!
詳細 お申込みは SAKE GURUホームページをご覧ください。

清里ウィスキーフェスティバル2019

こちらも萌木の村で同日開催!
清里の豊かな自然のもと、世界のウィスキーを楽しむ野外フェスティバル!です。
https://whiskyfestival.jp/moegi2019/

編集後記

今年は選挙の年だそうです。今、まわりでも県議選の幟があちこちではためいています。未来のために、草の根の新しい風が吹くといいな~?(風)

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